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[ドロテアに頷き]
k…豹と獅子の決闘の場は…、レヴィングダットの攻防にて、橋のど真ん中で、でしたね
ビーコック会戦直後、退却を始めるシュテル軍、k…もう熊でいいですかね、
熊は、追いすがる黒獅子側の者があればくいとめようと、橋の真ん中で仁王立ち、そこに>>4のシーン?
カッコイーでしょうか?
7年次3回生 絶賛リーチ中 アルマウェルは、図書館で手に取った本をぱらぱらめくっている[栞]
■村長さんちの悪魔・戦略大全より
『……さて、この当時の優れたスパイとしてあげらるのは執着王ことヴェルフェルミの右腕若狼ローウェルである。
一般に伝えられる性格の通り執着王の情報収集癖はもはや性癖と称しても過言ではない程に徹底し、洗練されていた。
一説には、統治領の主立った貴族の娘の好みから身長・体重・果ては3サイズまでを把握していたなどという噂があったともされる。半分冗談なのだろうが、それほどに異様な情報把握があったが故の執着王なのだろう。』
『本題に戻そう、当のローウェルであるが、防諜・諜報活動は当然のこと、暗殺などの謀略活動も執着王の指示の元自らが仕切っていたとも言われている。張り巡らす情報網を精査仕切る術は、当時の文明事情から考えれば驚嘆に値するの。
その勤勉性・合理性、明晰な頭脳、そして忠誠心これらの事項は当然のことながら、加えてその情報網を構築できる程の人脈・人心掌握術にもまた長けていたことは記しておかねばならないだろう』
『謀略の面においても、彼の手によって権威を失墜させられた、または暗殺された為政者は枚挙に暇がない。有名な所ではレグザ領主アーヴァイン公、要塞都市アルフェンブルグのサイモン伯爵など、執着王と敵対する存在が短期間で相次いで変死を遂げた影には、夜を疾駆する若狼の存在があったはずだ。
無論全てを彼一人で行えたわけではないのだろうが、その身体能力も特筆すべきものだと、様々な有力文献は語っている』
『諜報の方面で後世の歴史に名を残す若狼ローウェルであるが、彼の戦略・戦術能力に関しても記しておかねばならないだろう。
執着王の軍といえば黒獅子王ヴェンツェルを真っ先に思い描く読者も多いだろうが、彼を影から支えていたのがローウェルだったと、歴史学者モーリッツ・ヤコブスキー博士も提唱している。黒獅子と若狼が強く結びついたとされるワドリック戦役。黒獅子の前後の戦い方を照らし合わせれば自ずと答えは見えてくるだろう。
当時戦略と戦術の区分が確立されていなかった背景を鑑みても、ローウェルの諜報力、ヴェンツェルの統率力の相乗効果は抜きんでており、困難とされた的確な陣形統制を可能にし、ビーコック会戦でのあの見事な戦術へと昇華されていったのだろう』
『ビーコック会戦に於ける黒獅子の陣はその名の通り孔雀の羽と称されている。シュテル三将を一時完璧に封殺したこの囲い込みの手法は古き三国志の時代に考案されたとも言われているが、諸外国でスタンダードな戦術として定着するには9世紀より更に進む必要があった。東方日本に於いては戦国時代の武田八陣によってようやく仕上がったとも言われている。その遙か前の時代ですでに実践されていたわけである。当時の名軍師と謳われる隠者も相当に手を焼いたことだろう……』
7年次3回生 絶賛リーチ中 アルマウェルは、本をすぐにぱたんと閉じて小脇に抱える[栞]
ふぅん…なるほどな。
まだまだ続いているな。こいつは流石に読んでまとめていたら日が暮れちまう。
えっと……貸し出しはいけるのか?
なら、この辺のシリーズと…あとこっちも借りて行こうかな?
あんまり遅くなるより、持って行って皆に読んで貰った方が作業も捗るだろう。
さてと……購買に寄ってなんか買っていってもいいけど、そういやマティアス酒調達って言ってたけど購買で買ってるんかな?
他の連中はどこだろうな? ああ、そういやウルスラ救護道具とか言ってたか。
いくらおっちょこちょいが多いってったって、一人で持てない程の道具ってことはないだろうが…
一応そっち見てから購買行くか……
7年次3回生 絶賛リーチ中 アルマウェルは、図書館を出てとぼとぼ歩き出した[栞]
言われずとも立候補するよ、試食係。役得だね。
あ、マティアスだ。おつかれ。
や、実は買い出しこれからなの。一緒に行く?
目薬だよね、ここって確か『[ラーメンが大好きになった]な時の疲れ目に』ってのと『効き目[中吉]!』ってのがあるけどどっちがいい?
くしくも二人は同じ結論に達したというわけね。
ピーコックの戦い…いや、それよりももっとはやくからだったのかもしれない。
やつ<ヴェンツェル>を倒せばこの戦は終わる。
やつ<シュテル>を倒せばこの戦は終わる。
直接顔を合わせることなく通じ合った意志は乱戦の最中に邂逅するという必然を作り出す。
名乗りも不要。お互いがしたのは馬上戦による一交差。
言葉の変わりに刃を交わす。
…なーんてピーコックの戦いの展開も捨て難くないかしら?
[棚をごそごそ漁りながら]
湿布は……あ、あった。あったー。
あと、一応、絆創膏とアルコール消毒薬も。
……消毒薬って間違えて飲んだら、どれくらいの被害が出るのかしら。なーんて、何かあったら私、前科者よね……。
お、まだなのか。そういやまだこんな時間だな。
じゃあオレも一緒に行こうかな。コップとか[銀のエンゼルを手に入れた]な[クレヨン]とか足りなかった気がするし、……ああ、あと、ゴミ袋とかもな……。
ああ。目薬は欲しいけど。ラーメン?
[不思議そうに首をかしげつつ、じゃあラーメンかなぁ、と呟いた]
でも…英雄の末路は悲劇が相場とはいえ…
[身を起こして、ところどころ破け、歴史として伝えられることのなかった城が描かれた地図をみる]
こうやって考えて話して、生きている姿を想像して…それが終わってしまうのが嫌で、最後は見たくない。なんて思う気持ちはあなたたちにはないかしら?
なーんて、しんみりしたこといっても仕方ないわ。
[冗談めかして笑を刻む]
これを教授が故意にやったんだったらとっちめてやらないとね
[引越しのバイトで鍛えられた...の腕力が火を噴く…のかもしれない?]
おおお! いいっすね、イェねーのそれ>>6。
こう、英雄対決って感じがわくわくするっす。
[拳をぐっと握りこんだ]
…が、そのまま馬上の決闘を続けようとしたところに隠者からの退却命令>>4。
隠者にしてみれば、此処で万が一にもシュテルを失う訳にはいかなかったんっすよ、きっと。
退却を決めたシュテルを追うヴェンツェル。
そこを熊が仁王立ち>>5して…と。うん、繋がったっすね。
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