情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
―回想―
『顔だけは残してあげるわ。
“仕事”に支障がでてしまうもの。』
[薄暗い部屋。低い男の声が近づいてくる。鈍く光る金属が見えた]
[部屋の隅にしつらえられた書き物机の椅子を引き寄せるとラウリの斜め前に足を組んで座る]
”アナスターシェの秘密を知るものが秘宝を手にするだろう。”
その様子ではまことしやかに囁かれているこの噂はご存じだね?
まぁ落ちつきたまえ、吾輩は秘宝にはあまり興味がない。
[目線でソファーに座るように再度促し]
君がアナスターシェの関係者なら、是非取引がしたい。
…吾輩もある冠を戴く女性の為に働く身なのだよ。
どうだね?ラウリ君。君の荷物に入っていた楽譜のサインは…アナスターシェ嬢の物に似ていたのだけれどね?
―現在・食堂車―
あ、あの、取り乱して、ごめんなさ……。
お、あい、できて、その、うれしすぎて……。
[震える声を絞り出す。
何事かと視線を向けた乗客たちも食事を再開しただろう]
[叫ぶアイノに面くらいつつ]
ま…まあまあ、ワインでも飲んで落ち着いて。
では、旅の始まりと我々の出会いに…。
トースト!
[とグラスを高く差し上げた。]
>>111
そんなに褒められると照れちゃう……。
ねえあなたお名前は? 一人旅なの?
[嬉しそうにアイノに尋ねる]
[上着の内側で、小さな銃を握りしめたまま]
落ち着いていますよ、ワタシは。もしあなたが彼女の居場所を「知っている」と答えたならば、あなたを「排除」する方法を100通りは考えられるくらいには。
[冷静だと答える言葉とは反対に。とじ合わせれば、ぎゅ、と引き結ぶ唇が震える]
……取引?
[けれど続いた言葉は少し意外で、わずかに首を傾げた。楽譜のサイン、否定はしない。あるいはそれが、無言の肯定]
>>115
留学生なのね。小さいのにえらいわ……。
何をお勉強しているのかしら?
いい飲みっぷりねぇ。
[嬉しそうに空になったグラスにワインを注ぐ]
[震える唇を眺めながらサイドテーブルの菓子鉢に手を伸ばし、ふたを開けてつっと差し出す]
チョコボンボンはお好きかな?
[ラウリが手を伸ばせばどうぞと頷き、断るならソファーの前のテーブルに置く]
取引の内容を知ってしまえば、君が彼女の居場所を知り、なおかつ交渉が出来る者と判断する事になる。
取引の内容を知って後にい場所なんか知りませんでしたと言うなら、君も吾輩も無事では済まないだろうよ。
で、知っていると…判断していいのかね?
[差し出された菓子鉢に視線は向けたけれど、それに手を伸ばすほどの余裕はなくて]
……。
[一度、唇をかむ。思案出来る時間は少ない]
知って、いる。正確には、合図、だけれど。
[彼女の居場所を知るための手段だが。それで満足しなければ、これ以上は取引しない、覚悟で、内ポケットに入れたままの手が震えた]
[それでよい、と頷くと話を続ける]
まずはアナスターシェ嬢の秘密を知っている事を示し、君が関係者であると言う身の証を立てて欲しい。
彼女に通じる者であると解るだけで、君にも多額の報酬を約束しよう。取引を成立させれば更に報酬を。どうだね?悪い話ではないだろう?
身の証の立て方は…なぁに簡単さ。
[顎をつるりと撫で微笑んで続ける]
この列車に眠るロマネスの秘宝を手に入れてみせて頂きたい。
私は次の駅で下車し、終着駅にて君が秘宝を手に入れたかどうか我が組織の物に伝えて貰う事にする。
吾輩もまだ命が惜しいのでね。…もうそろそろその豆拳銃から手を放してはいかがかな?
[ポケットの中の握り拳を指差すと、あからさま過ぎだね、と、くすりと笑った]
取引の内容は、終着駅で秘宝を証拠に見せて頂いてからお話しよう。
そろそろ次の駅に到着だ。まぁ良かったらこのコンパートメントを引き継いで使いたまえよ。なぁに、乗車切符さえあれば問題はないのだからね。
[そう言うとラウリに乗車券を手渡し、フロックコートを羽織ると列車を降りて行った]
>>119
ヴァルテリさんもロマネス家の秘宝に興味があるの?
私も詳しい話は知らないけれど、皇帝の秘宝らしいわ。
綺麗な宝石なのかしらね〜。
[うっとりと夢見るような眼差し]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了