情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
『謀略の面においても、彼の手によって権威を失墜させられた、または暗殺された為政者は枚挙に暇がない。有名な所ではレグザ領主アーヴァイン公、要塞都市アルフェンブルグのサイモン伯爵など、執着王と敵対する存在が短期間で相次いで変死を遂げた影には、夜を疾駆する若狼の存在があったはずだ。
無論全てを彼一人で行えたわけではないのだろうが、その身体能力も特筆すべきものだと、様々な有力文献は語っている』
『諜報の方面で後世の歴史に名を残す若狼ローウェルであるが、彼の戦略・戦術能力に関しても記しておかねばならないだろう。
執着王の軍といえば黒獅子王ヴェンツェルを真っ先に思い描く読者も多いだろうが、彼を影から支えていたのがローウェルだったと、歴史学者モーリッツ・ヤコブスキー博士も提唱している。黒獅子と若狼が強く結びついたとされるワドリック戦役。黒獅子の前後の戦い方を照らし合わせれば自ずと答えは見えてくるだろう。
当時戦略と戦術の区分が確立されていなかった背景を鑑みても、ローウェルの諜報力、ヴェンツェルの統率力の相乗効果は抜きんでており、困難とされた的確な陣形統制を可能にし、ビーコック会戦でのあの見事な戦術へと昇華されていったのだろう』
『ビーコック会戦に於ける黒獅子の陣はその名の通り孔雀の羽と称されている。シュテル三将を一時完璧に封殺したこの囲い込みの手法は古き三国志の時代に考案されたとも言われているが、諸外国でスタンダードな戦術として定着するには9世紀より更に進む必要があった。東方日本に於いては戦国時代の武田八陣によってようやく仕上がったとも言われている。その遙か前の時代ですでに実践されていたわけである。当時の名軍師と謳われる隠者も相当に手を焼いたことだろう……』
7年次3回生 絶賛リーチ中 アルマウェルは、本をすぐにぱたんと閉じて小脇に抱える[栞]
ふぅん…なるほどな。
まだまだ続いているな。こいつは流石に読んでまとめていたら日が暮れちまう。
えっと……貸し出しはいけるのか?
なら、この辺のシリーズと…あとこっちも借りて行こうかな?
あんまり遅くなるより、持って行って皆に読んで貰った方が作業も捗るだろう。
さてと……購買に寄ってなんか買っていってもいいけど、そういやマティアス酒調達って言ってたけど購買で買ってるんかな?
他の連中はどこだろうな? ああ、そういやウルスラ救護道具とか言ってたか。
いくらおっちょこちょいが多いってったって、一人で持てない程の道具ってことはないだろうが…
一応そっち見てから購買行くか……
7年次3回生 絶賛リーチ中 アルマウェルは、図書館を出てとぼとぼ歩き出した[栞]
言われずとも立候補するよ、試食係。役得だね。
あ、マティアスだ。おつかれ。
や、実は買い出しこれからなの。一緒に行く?
目薬だよね、ここって確か『[ラーメンが大好きになった]な時の疲れ目に』ってのと『効き目[中吉]!』ってのがあるけどどっちがいい?
くしくも二人は同じ結論に達したというわけね。
ピーコックの戦い…いや、それよりももっとはやくからだったのかもしれない。
やつ<ヴェンツェル>を倒せばこの戦は終わる。
やつ<シュテル>を倒せばこの戦は終わる。
直接顔を合わせることなく通じ合った意志は乱戦の最中に邂逅するという必然を作り出す。
名乗りも不要。お互いがしたのは馬上戦による一交差。
言葉の変わりに刃を交わす。
…なーんてピーコックの戦いの展開も捨て難くないかしら?
[棚をごそごそ漁りながら]
湿布は……あ、あった。あったー。
あと、一応、絆創膏とアルコール消毒薬も。
……消毒薬って間違えて飲んだら、どれくらいの被害が出るのかしら。なーんて、何かあったら私、前科者よね……。
お、まだなのか。そういやまだこんな時間だな。
じゃあオレも一緒に行こうかな。コップとか[銀のエンゼルを手に入れた]な[クレヨン]とか足りなかった気がするし、……ああ、あと、ゴミ袋とかもな……。
ああ。目薬は欲しいけど。ラーメン?
[不思議そうに首をかしげつつ、じゃあラーメンかなぁ、と呟いた]
でも…英雄の末路は悲劇が相場とはいえ…
[身を起こして、ところどころ破け、歴史として伝えられることのなかった城が描かれた地図をみる]
こうやって考えて話して、生きている姿を想像して…それが終わってしまうのが嫌で、最後は見たくない。なんて思う気持ちはあなたたちにはないかしら?
なーんて、しんみりしたこといっても仕方ないわ。
[冗談めかして笑を刻む]
これを教授が故意にやったんだったらとっちめてやらないとね
[引越しのバイトで鍛えられた...の腕力が火を噴く…のかもしれない?]
おおお! いいっすね、イェねーのそれ>>6。
こう、英雄対決って感じがわくわくするっす。
[拳をぐっと握りこんだ]
…が、そのまま馬上の決闘を続けようとしたところに隠者からの退却命令>>4。
隠者にしてみれば、此処で万が一にもシュテルを失う訳にはいかなかったんっすよ、きっと。
退却を決めたシュテルを追うヴェンツェル。
そこを熊が仁王立ち>>5して…と。うん、繋がったっすね。
ピーコック会戦の前あたりから、らしいです
シュテルの盾の星の紋章、その下に百合の図が認められるようになったのは。
イレアナを悼んで盾へ刻まれた百合――通説ではそんな感じらしいですが。
一騎うち時にもその盾を、シュテルが持参していたら浪漫ですかねえ
オレがヴェンツェルかシュテルなら一騎打ちを選びそうだけど、そうじゃない側近だったら相手の闇討ちを狙うだろうなぁ。
ああ、でも、どうかなあ。
相手のどこに惚れてるかに寄るかもしれない。
そういうとこも含めて惚れてたら、好きなようにさせるだろうな。もし死んじゃったら、まあ一緒に地獄見物でも行くかな、みたいな。
そうっすか? おいらは逆っすねえ。
[イェンニ>>7にちらりと視線を向けた後、
呑み終わった缶を机の上でくるくるっと独楽のように回す]
こうやって考えて話せば、史実とは違う歴史が見えてくる。
おいらたちが織り上げた英雄の生き様が、鮮やかに過去を駆ける。
生まれた時から死ぬまで。人の一生を全部見れるのは未来人の特権っすよ。
[へらんと軽く笑って、回る缶を掴んで止めた]
…まあ、妄想乙な遊びっちゃ、遊びっすけど。
酒の肴としては、噛めば噛むほどいい味だと思うっすよ。
[交差する二騎。
シュテルの槍が、自慢の黒獅子の兜をはねとばし、黒獅子の斧槍がシュテルの旗の紋にもなっている盾を半壊させる。
お互い命までは取れなかったが、相手の象徴ともいえる防具を叩くことで意志を示す。
屈さぬ。
両者の躰から満ち溢れる覇気が戦場と二人とを切り離すような空間となって。
シュテル軍から退却の鐘が鳴り響いた]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了