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>>+5
大丈夫です。
[足を動かすと、がちゃんとテーブルに当たる音がして]
ぃた…。
大丈夫です……。
[ふらふらと歩いていって、入口横のスイッチをカチカチいじるが、戻るはずもなく]
ブレーカーどこ〜!?
アーヴァインさん起きてくださいよ!!
[どれくらい経ったのか、突然室内は明かりを取り戻した。
扉の外からわずかな物音が聞こえてくる]
また、誰か……。
[振り返って見やるも、壁に並ぶモニターは停電の影響から復旧せず、真っ暗になったままだった]
[まん次郎と視線がかち合うと、ぐっと唇を噛み締め]
おやすみなさい。
[急き立てられるように、*モニタールームを出て行った*]
―レストラン脇のベランダ―
[壁に背中を預け、体育座りで夜風に当たっている]
[夕方、アーヴァインと話をし、今日はギルバートとリューがやってきたことは知っている]
そうすると、明日はトビー君と…カミーラさんかな〜。
[レストランで、ホットドッグとカフェオレ、マフィンをいくつか注文する。
それらを運び、モニタールームに足を向ける]
こんばんは〜。
[部屋の中には、今日も動きがないアーヴァインと、ソファーでうな垂れるギルバートだけがいた]
だいじょーぶですか?
>>+15
[ギルバートが視線を向けてきた勢いに呆気に取られ]
メイちゃんが来るわけないじゃないですか。
[テーブルにお盆ごと食事を置き、ぼふ、とソファーの端に腰を下ろす]
召し上がります?
何か口に入れた方がいいですよ。
[言いながら、ホットドッグを手にしてかぶりつく。
唇についたケチャップを舐めながら、視線はモニターに向け]
そろそろ、トリックあばく人出てこないのかな。
別に気にしてないです。
[ちらっとギルバートに顔を向け、カフェオレを、こくん、と飲む]
[質問には眉間にわずかに皺を寄せ]
ミステリーツアーに来て、何言ってるんですか?
[ああ、と息を吐いて]
ケナーシェフのごはん美味しかったですもんね。
あたしは、上で探し回りたくて仕方なかったです。
自分とまん次郎さんが連れ去られるなんて直感だけ当たって、他はこれからだったのに。
[マフィンに巻かれている紙をくるくると剥がしながら]
あたしは、ギルバートさんかと思ってました。
違うなら――メイちゃんだったりして。
[根拠のないことを口にした]
素直に考えるなら、リューちゃんとトビー君が、睡眠薬で寝てしまったあたし達を、台車か何かで運んだとか。
ここで目覚めたとき、あたし手がちょっと痛かったんです。どういう運び方されたらこうなるんだか。
[マフィンにかぶりついて、アーヴァインを見ると]
アーヴァインさんは、どちらかというと安楽椅子探偵気取りか、悪の総裁って感じですけどね。
昨日も、停電起きたときにここにいましたし。
犯人が一人なんだったら、メイちゃんは違うんでしょうね。
[カフェオレを飲み干すと、ふぅ、とあたたかな息を吐く]
仕掛けてるのは、アーヴァインさんじゃなくて、アクターと劇団員なんじゃないかな〜。
誰がアクターかわからないとか言ってるの嘘なんじゃないかと思ったこともあるけど、ホントに知らないんだと思います。
アーヴァインさんの演技力がすごいのかもしれないですけど?
[笑みをこぼし、肩をすくめた]
う〜ん…。
あたしは、上の人たちの様子のが違和感覚えてました。
何かあるなら、それこそあんなパフォーマンスじみたことしてる暇ないと思うし、スタッフの人だって慌てるもんじゃないですか。
血痕が見つかったとかならともかく、抵抗のあとも見えずにいなくなったってなら、どっか裏の部屋にいるって推測出来ると思うんですけど…。
一人じゃないなら、それこそ落ち着かなきゃダメです。
[じっと、ギルバートの横顔を見つめた]
自滅して、踊らされてるっていうんですよ、それ。
アーヴァインさんも連れ去られた人も、全員海に投げ込まれてたりしてね。
今ここにいるのは、本当は亡霊なんですよ。自分でわかってないだけで。
[膝を抱えて、静かにモニターを眺める]
そんなに後悔するなら、離れなきゃよかったじゃないですか。
[呟いて、静かに立ち上がる]
おやすみなさい。
[お盆を持ち上げたところで、モニタールームの扉が開いた]
…おはようございます?
>>+36
ですよね〜。
[くすくす笑いながら、ドアへ近づいて]
それじゃ、おやすみなさい。
[2人に会釈すると、部屋を出て行った]
[廊下を歩いていると、すぐ後ろから扉の開閉する音が聞こえて]
…まん次郎さん。
[何となく、名を口にしていた]
映像見てなくていいんですか?
>>+42
モニタールームは、モニター見るための部屋――ん?
!!
まさかGが!?
[キッ、と天井を見上げた。
お盆に乗ったカップが、カチャンと軽い音を響かせる]
>>+44
[予想だにしない音が聞こえて、びくっと飛び上がりそうになり]
……折り紙ですか。
笑えと急に言われても。
[ねめつけるような視線を向けて]
あの…。
魂取られちゃうんじゃなかったんですか。
>>+46
迷信、って知ってるなら。
[まん次郎の手が紙をいじる様子は、どこがぎこちなく見えて]
――あたしの魂、取ってもらえたらよかったのに。
[自嘲したような笑みを向けた]
>>+48
[カメラをいじっていた手が自分の方へ伸びてくると、ぐ、と口を結んだ。
目の前の表情と、声色と、頭に触れた手、全てが息苦しさを呼び]
こういうのは、みじめです……。
[お盆を持つ手に力を入れて、うな垂れるように俯いた]
>>+50
[謝罪の言葉を不思議に思うも、やはり顔はあげられず、続くしばらくの沈黙に、息を飲む]
おやすみなさい。
[小さな声は、去りゆくまん次郎には届かなかっただろう]
ちゃんと、通じてるんですか?
[呟きは、夜の静けさが飲み込んでしまう。
レストランへ食器を返すと、*自室のベッドに潜り込んだ*]
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