情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
ゲームが終わったら、私の正体もばれてしまうの。
全てを知ったギルバートさんが、私をどんな目で見るか・・・それが怖い。
昨日、ギルバートさんが、私を信じると言ってくれて、凄く嬉しかった。
でも私は、ギルバートさんのことを信じるとは、言えなかった。
あまりにも白々しいと思って・・・。
ギルバートさんが居なくなって、いちごちゃんも居なくなって。
ひとりぼっち。
やっぱり、罰が当たったんだよね・・・。
なんでこんなお仕事、引き受けちゃったんだろうね・・・。
いちごちゃん、元気にしてる?
あ、この通信には独り言で返してね。
でないとそちらの人に正体が分かってしまうから。
ゲームが終わるまでは、隠していないといけないルールだから。
そちらの様子はどうかな?
みんな楽しんでいるのかな?
・・・楽しんでいるといいな・・・。
[ぐっすりと眠って、目覚める。久しぶりのすっきりとした朝。少し浮かれた足取りで身支度を整えると、鼻歌まじりに部屋を出る。
しかし、その足が凍りつき止まるのに、さほど時間はかからなかった]
[メッセージボードの自己紹介用紙。その写真に突き立てられた鋏]
――――――――っ・・・・
[目を見開き、穴が開くように何度も見詰め・・・やがて。糸を切られた操り人形のように、くたりとその場に崩れ落ちる]
[どこからか見ていたかのようにすぐさま数名のスタッフが現れると、気を失ったその身体は担架に横たえられ、スパ横の救護室に*運ばれていった*]
[目を覚ますと見知らぬ部屋の床に横たわっていた。
慌てて起き上がると辺りを見回す。
人の気配はない。
テーブルには珈琲の入ったポットとクッキーが一山置かれている]
ここは……?
[目の前のドアに歩み寄り、ノブを回す。鍵は掛かっておらず抵抗なく開いた。
慎重に部屋の外へ出る。
廊下の両側には、今しがた自分が出てきたのと同じようなドアが並んでいる。
そして正面には見るからに別格、といった風情のドアが薄く開いて室内の灯りが漏れて見える]
行ってみるか。
[腹をくくって廊下を奥まで進み、ドアの隙間から中の様子を窺った]
[目に飛び込んでくる巨大なモニター、そこに映されている魂が抜けたように座り込むメイの姿に、ドアを乱暴に押しのけるとよろめきながら部屋に駆け込む]
メイちゃん!
おい、しっかりしろ!
[届くはずもない声で呼びかけ続ける。
画面にはスタッフによって運ばれるメイの姿が映される]
[今日こそは船内の探索をしようと、はりきって身支度(プールを調べるつもりだったらしく、水着姿になって)を整えて部屋を出たが、ふとメッセージボードを見て]
……!
また……?
でも、なんで……?
[混乱する頭の中で考えてみるが、いい考えは生まれずに「結局調査が先」という結論を出して足早に*目的地に向かった*]
[アーヴァインになだめられて、どうにか落ち着く。
勧められたソファーに腰を降ろすが、数秒置きにモニターに目をやっては俯いて額を手で押える]
―レストラン脇のベランダ―
[壁に背中を預け、体育座りで夜風に当たっている]
[夕方、アーヴァインと話をし、今日はギルバートとリューがやってきたことは知っている]
そうすると、明日はトビー君と…カミーラさんかな〜。
[まぶたを緩く開けると、映るのはただただ白いだけの医務室の天井。じわりと涙が溢れれば、薄暗い室内に真四角に張られたスクリーンの白が滲み歪み、あるはずの無い像がぼやりと浮かぶ]
・・・大丈夫だよね・・・?
酷いことなんか、されてないよね・・・・?
[ぽつりとその相手に問いかけるも、またたきをした瞬間にほろりと涙は頬を伝い落ち、返事もせずに消え去るのみ]
・・・ぅ――――
[涙を拭うことも忘れ、声を殺し。自らの右手の甲にわずかに残る温もりに唇を寄せて・・・]
[レストランで、ホットドッグとカフェオレ、マフィンをいくつか注文する。
それらを運び、モニタールームに足を向ける]
こんばんは〜。
[部屋の中には、今日も動きがないアーヴァインと、ソファーでうな垂れるギルバートだけがいた]
だいじょーぶですか?
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了