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間に合ったー!ギリギリセーフ!
ラウリの当初の目的である秘宝探しも邪魔してないはず。…だよね?大丈夫だと思うんだけど、アナスターシェ関係で無茶振り過ぎたらごめんだよー。
[貨物車の一車両を使った特注貨車。とは言え所詮は貨車、限度がある。暖炉とそこそこの防寒壁と白クマの毛皮を使った敷物、防寒用の持ち込み品である毛皮のコートに帽子、そして各種酒がひと箱。隅にしつらえたベッドには布団が山盛り。数人分はありそうだ]
流石に一等車よりは冷える。くっくっく、さぁて、ラウリ君はどう動くかね?
吾輩が見た所、他にも怪しき背景のある人物がちらりほらり。
競り負けるようなら、まぁそれはそれで。手に入れられるだけの情報を戴けば良い事。
どちらに転んでも今回の仕事はなかなかに楽が出来そうだ。
…この貨車だけが問題だな。
[寒そうにぶるっと身震いすると毛皮にくるまり暖炉の前の敷物に寝転がる。]
食料は…久しぶりに駅売りの屋台を利用するとしよう。
先程買っておいたものがそこらに、うむ。これこれ。
まぁあとはゆっくり監察させて頂くとしよう。
[客車内の各所に仕掛けられた無線を聞きながら、香ばしく炙った羊肉の串焼きとひき肉を包んだ小麦粉の団子が浮いたほかほかのスープをつまみにウォトカを煽っている**]
[ふぁーあ、と大きなあくびをして布団の山から這い出て来る]
そろそろ短波無線が通じる地形のはずだが、レディBeeは無事だろうかな?
まぁ組織でもやり手で有名な彼女の事だ、心配はしていないがな。
[客車内の様子を伝える無線とは別に、スーツケースの中から小型の無線機を取り出すとスイッチをいじり始める]
★
あー、テステス。レディーBee、こちらジャック7、貨物車は寒さがこたえるぜ。
俺の接触したリトルバニーは、確実にアナスターシェへの道案内をしてくれそうだ。もしリトルバニーが秘宝を手に入れなくても、兎小屋から逃がすのは得策じゃないだろうな。
それじゃあまたな。オーバー。
[無線での言葉使いが地の姿なのだろうか?それとも連絡用の姿なのだろうか?大仰さもなくあっさりとした口調にイントネーションで言う事だけ伝えるとさっさと無線を切ってしまった]
聞いてても聞いていなくても交信は短く簡潔に。まぁこんな周り中敵だらけの状況じゃあこんなものだろう。
しかしレイヨか。どうにも胡散臭い男だ。
[暖炉の前にごろりと転がると、作業員に買いに行かせたピロシキを齧りながらくつろいだ様子]
そろそろ次の駅だね。さぁてパーティーの様子でもうかがうと致すかな。くっくっく。
[あ、と何か気がついたかのように起き上がる]
しまった!レディBeeに吾輩がジャック7だと伝わっているか確認を取っていなかった!
…諜報部が保険の為に外部機関を介して話を付けたはずなんだが、その取引自体もうまくいったのか…。
まぁ良いわ。運命の輪はどこかには転がりつくであろうよ。小石に躓き倒れるも、小石を弾き高く飛ぶも、転がる運命の運命と言うものよ。
[何やら勝手に納得すると、またごろりと転がってサーモポットに入っている熱い紅茶をカップに注いでいる]
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