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[皆から離れた所でただぼんやりと成り行きを見守っていた。
話にも入らず、ただ興味なさげにぼんやりと―――
そして幾度か繰り返したように投票が終わり須藤が隣の車両へと歩みを進める。
座り込む小鳥遊が視界の端に移るもただ真っ直ぐに頽れる櫻木を見つめ]
あーあ、ナオちゃん死んじゃったよぉ?
シンヤのだぁいじなナオちゃん…殺されちゃった
くふふ、あははは、はははははははは…
出てこなきゃ殺されることもなかったのにねぇ?
ナオちゃんを鬼に差し出したのは…ここにいるお前らだよ。
[櫻木の亡骸に近づきながら皆の顔を見渡す。
やがて彼女のもとにたどり着けば、そっと彼女を抱き上げ]
貰ってくよ。
だってみんな…いらないでしょ?
ずっとそうやって―――殺しあってればいいよ。
[そう言って彼女を皆の亡骸のある車両に運べば、座席の上にそっと寝かせる。
生気の感じられない顔ににこやかな笑みを浮かべれば]
ナオちゃん、お疲れ様。
ほんとは俺…ああ、シンヤに殺させてあげたかったんだけど。
シンヤがやめろって言うからさぁ
綺麗に殺してくれる鬼に任せようって思ったんだぁ
ふふ、ほんとに綺麗だよ
シンヤさぁ、ナオちゃんの本読んでる横顔が好きだったんだってぇ
という事はさぁナオちゃんが黙ってた方がいいんだよねぇ
だから、これで良かったんだよ
ほんとはナオちゃんが泣いてくれるところ見たかったんだけどなぁ
所詮シンヤなんてその程度の存在だったってことだよね?
お前の片思いだったみたいだねぇ、あーおかしい。
俺は自由で、お前はこれからもずぅっと独り…
[櫻木のポケットからネックレスを取り出し彼女の手に握らせる。
そうして皆のいる車両戻ろうと足を進めた。]
ま、その独りはお前が望んだんだけどねぇ?
嫌われて死にたいとかお前も物好きだな。
あはは、俺は自由になれたからそれでいいけど。
結局お前は嫌われ損って感じだしー。
あーあぁ、今日俺の事殺しとけば先生死なずに済んだのになぁ。
みんなよっぽど殺し合いが好きなのかなぁ?
そんなんじゃない?じゃあ現状はなんなんだよ。
[まるで誰かと話しているかのように言葉を継いでゆく。
そこに長澤の笑い声が聞こえ]
お前の大切な人、みぃーんな壊れていっちゃってるよぉ?
死ねもせず、生きれもせず、お前は孤独に朽ちていくんだよ…俺の中で。
ああ、お星さまだけは見ててくれるかもなぁ?あはは。
[隣の車両を見つめながら何かを話している小鳥遊を後目に、反対の連結部近くまで移動する。
どうせこれからも誰にも相手にされないのだろうと鼻歌交じりで床一面に天体図を描き始めた。**]
[床の一角を天体図で埋め尽くしたあたりで自身の名、厳密には自身の体の持ち主の名が話に上がり始めたのに気づく。
ふと顔を上げて皆を見れば立ち上がり]
なになに?俺が黄泉還り?
へぇ、俺は違うけどシンヤは知らなーい。
でもシンヤが鬼なら俺は抗わなきゃいけないのかなぁ?
うーん、ケンくんとモミジちゃんってユーキ先生との関わり方が真逆なんだよねぇ?
こー、何?
すーっげぇ疑われてた人と、疑いたくないって言われた人?
ユーキ先生なら逆に関わり切ってくんじゃないかなーって思うかなぁ。
だってケンくんって最初っからすっごい目立ってたじゃん?
最初っから切ってたんじゃねぇ?って感じー。
でもモミジちゃんの今日の発言ってなんか―。
自信のあらわれ?って感じするよねぇ。
私の完璧な振る舞いに突っ込めるなら突っ込みなさいよ!みたいな?
まー俺皆の話全然聞けてないからわっかんないけどぉ。
てぇかさぁ!
もっと皆の話聞きたいんならさぁ…いらない人殺せば?
例えば…ロッカちゃんとか!
鬼1人見つけたんだしもういらないじゃん?
俺はロッカちゃんは無垢のまま死んでもらいたいなぁ。ね?
[皆の方に歩み寄れば村瀬の前で立ち止まり彼女の顔を覗き込み、にんまりと笑って見せる。
しかしすぐにその場を離れれば今度は長澤の前に立ち]
それか、役立たずのヨシくんとかぁ?
折角身の潔白証明してあげたのに鬼のこと全然見つけられないんだもぉん。
ほんとはヨシくんも偽者なんじゃねぇの?
なんてねっ!
くひひ…お前は、誰も救う事なんて出来ないんだよ。
[彼の耳元に口を寄せ小さく呟く。
そしてまたもやすぐに彼から離れ、再び皆から距離を取る。]
/*/
今日じゃねぇや、さっきだわ。
なんかもうだめだな。
死にたいな。
内臓がずきずきする。
狼さんごめんなさい。
皆ごめんなさい。
あー、ごめぇん。
今日のじゃないね、さっきだ。
ちょっとうとうとしてたから日にち変わったとおもっちった
[コツンと自身の頭を叩いて舌を出して見せ]
/*/
TMMIって難しいよなぁ
?つけるだけでいいならルールとして適用する意味あんのかなって思う
とかまたここに書くとあとで嫌になるんだろうけど
ここに書かないと意味ないし
ってか思ったんすけど、
パワーバランス的に狼少なくないっすか?
[予想外の長澤の反応に心底がっかりした様な表情でシートに座り込んだ彼を見下し]
…はっ、つまんね。
来たばっかの勢いどぉしたの?
俺が見た結果が正しいから俺の結果が絶対だーとか言ってたじゃぁん。
大切な奴守って死ぬぐらい言ってみろよ。
[チラリと成瀬の方を見やるも継いだ言葉に]
ははっ、あははははははは!
いいねぇ!俺ヨシくんのそーゆーとこだぁいすき!
リゥちゃんなんてどぉでもいいんだぁ?ははは、かぁわいそー。くふふふ。
[ひとしきり笑えば、ぐるんと村瀬に向き直り]
で?今回は俺が死ねばいいの?
ふはは、運が良ければ鬼にあたるかもねぇ?
そしたら皆血塗れだけどこっから帰れるね!わぁーい!
…じゃあね。
ばいばい、みんな。
[村瀬の様子に先程までとはまるで違う穏やかな笑みを見せる。
そして皆に背を向け隣へと向かった。**]
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