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皆さん、今晩は。
[全員に向け挨拶した後、見覚えのある姿(>>195)に]
はい。もうこんな時間なので……
さすがに、これを持っていても彼らの攻撃を受ける危険性が高いですからね。
[説明しつつ、適当な場所に正座する。湯気をたてる鍋を見て、それが熊鍋だと教えられれば、へえ、と。鐘の音に壁時計を見]
[ベルの音に其方へ目を向けた。電話をとる管理人。もきゅもきゅとしたその声が、ふいに荒げられたかと思うと、激しい風の音がして]
……例の伝承のようですね。
[呟いた声はごく小さく、他には聞こえない程度に。管理人の様子を窺いつつも、いただきます、と食事を始め]
[入ってきた男性(>>7)には一礼を。まだ名乗っていない人物らには、改めて名乗った。電話を終えて管理人が話す、崖崩れについての事を聞き]
崖崩れ、ですか。一本切りの道が塞がってしまい……
しばらくは外へ出られそうにない。成る程。
これも彼らの仕業ですかね。
[落ち着いた調子で零す。ペケレが場を離れた事に気付き、出入り口の方を見やる。開かれた扉。シャッターを切る姿と、咲き誇るハナミズキとが視界に入り]
これは……
[椀と箸を脇に置き、代わりに傘を手にして其方へと駆け出した。ペケレよりも後ろから外の光景を見据え、傘の持ち手を握り締める。
表情は真剣に、何かを*考え込むように*]
……、
[写真を撮る者、驚く者、感嘆する者、鍋を食べる者。それぞれの反応をする面々を見渡してから、テンマの問い(>>20)に]
この現象自体を知るわけではありませんが。
これが何によるものかはわかっています。
彼らによる攻撃か……あるいは彼らの影響です。
どちらにしても彼らの仕業には違いありません。
彼らは、空の向こう、宇宙に存在し……
常にそれと知られず我々人類を、動植物を、地球自体を……観察し、攻撃し、いずれは蹂躙しようと目論んでいるんです。
唯一であり多数であり……
何よりも恐ろしい存在です。ある種絶対的な……
途方もなく強大な存在でありながら……それゆえに、多くの生命はまだそれに気付かずにいる。
[ふ、と閉じた傘を揺らし]
これは彼らに対するせめてもの防衛です。
真に対抗するために……
僕は日々、「救済」の実現を目指しているんです。
[などと説明して、再び外の光景を*見た*]
[夜。しばらく管理棟で外の様子を見たり、彼らについて話したり、食事の続きをしたりとしていたが、やがて残る面々に挨拶をして建物を後にした]
……風が強いですね。
闇の中、微かに光る雪に……咲き乱れるハナミズキ。
改めて現実離れした光景です。
[周囲を見つつ、独りごちる。家屋へと向かい]
こうなっては……
一層早く儀式を済ませなければ、なりませんね。
[家屋に着くと隅の懐中電灯を一つ点してその側に座り、地図と測定結果のかかれたメモを見つめ、思案し始める。
そのうちに*眠りに就いて*]
[起床して少しすると外に出た。白く染まる地面を踏みしめ、静かな村中を歩いていく。左手には傘を、右手には30cm定規を持ち]
……はあ。
[吐き出す息は白く濁る。周囲に目を向ければあちらこちらにハナミズキが見え]
? ああ、貴方は……
[かけられた声に振り向き、ビセの姿を見る。管理棟で会った記憶のある彼女に、まず一礼し]
はい。雨園孝治、と申します。
どうも、おはようございます。
[呼ばれた名前を肯定してから、挨拶をした]
備前さん、改めて宜しくお願いしますね。
[傘について問われると]
ええ。これを手放すわけにはいかないんです。
彼らの攻撃を防ぐために……
この黒い傘は必要なんです。
完全に防ぎ切るというわけにはいきませんが……
[頷き、やはり彼らにまつわる説明を]
チョコ……? どうかしましたか?
[ビセの呟きと、どこかきょろきょろした様子に、首を傾げ。軽く周囲を見やってみたが、ハナミズキ以外に妙なものはなく]
そう、名も知れぬ強大な存在を……
僕は仮に「彼ら」と呼んでいますが。
彼らは宇宙に在り、僕らを攻撃してきているんです。
この異様な現象も……
まず間違いなく、彼らの直接攻撃か間接的な攻撃、影響によるものでしょう。
村に伝わる伝承というのも、恐らくは……
[真実、と言いかけたところで、ふいに空気のそれとは違う微かな冷たさを感じ]
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