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[勝手知ったる他人の家。
そんな堂々とした足取りで楼台の中を歩いていく]
誰かいます?
[床と踵がぶつかる高い音が響いている]
[大広間の喧騒も知らずに、二股に分かれる光の道筋に立ち止まる]
魔法というより、お化け屋敷みたいだと思うのは悲しい大人なのかしら。
[右足を振って、靴を脱ぎ飛ばす]
こっち、と。
うわぁ、何この心臓破りみたいな階段。
[ほどなく、ぜぇぜぇはぁはぁ言いだして足取りは重く]
[何羽かのヒヨコが後を着いて来ていることに気付いた。
一緒に水晶に触れていたのだろう]
………。
[しばらく見詰め合う]
あははは、捕まえてごらんなさい〜!
[などと気晴らしをしながら、最上階に辿り着いたのはどれほど時間が経ってからか本人は知らない]
―最上階―
[光が漏れる扉に近づき、ノックを2回]
もしもし亀よ亀さんよ。
お母さんですよ、扉を開けて。
[甲高い裏声]
/*
ところで先生、おいら白衣着てたんですかw
言われてみれば、白衣に見えなくもない。<アイコン
若干薄汚れているけど。
某大学食堂の入口で「白衣着用のままのご利用はご遠慮下さい」って張り紙を見たことを思い出しました。
[>>+5指も触れずに開かれた扉に驚くことはない。
茶の勧めに礼を言って、一気に飲み干す]
ヘイケさん、でしたか。
何事ですかこれは。
[答えが返って来る前に、耳元に飾られたままだった花を抓んでくるりと回転させた]
ここに王子様はいますか?
/*
>>14ゾウサク
ヒヨコ来ておりますよ!w
何、実は霊能者!?
そういえば、こうして墓ログ見てみるとさりげなく霊話してたんだねムカイ君。
[>>+8使い魔と言われたヒヨコを見下ろす]
縁日で売り飛ばそうかしら。
……冗談よ。
[つぶらな瞳に逆らえない]
非常に非常に、迷惑なんですけど。
魔法とか。王子様じゃなくてもいいからどうにかしてくれませんか。
[溜め息を吐きながら椅子へと腰掛けた]
夢なら早く覚めて欲しいんですよ。
研修、無断欠席になっちゃう。
それにうち、猫飼ってるんです。
[>>+11ルリの様子に顔を綻ばせた]
『おねえさん』かー!
可愛いね!!
[>>+12ヘイケの説明に、また顔を曇らせて]
自慢じゃないけど、卵の黄身はいつでも二つだし、ヒヨコは勝手にチキンになったりするし、制御なんてどうやるのか皆目見当もつきませんぬ。
養護教諭 小鳥 ヒナは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
養護教諭 小鳥 ヒナは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[ヘイケが提示した、ミニクロワッサンストラップが付いた携帯電話に、思わずスタンダップ]
あた、あたしの!
あ゛〜っ!?
[挙手して、あたふたと主張する間に函体は消されてしまった]
使い魔……?
[足元を見ると、イースターエッグが一個転がっていた。
更に、テーブルの上には鳥モモ肉が鎮座していたので、八の字眉のへの字唇で涙目になった]
と、取ってこ〜い!
[犬に命じる口調で扉の方を指さすが、ヒヨコは反応せず]
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