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―雨の中―
[これだけの土砂降りの雨を降らすためには、
一体どれだけのバケツを逆さにして水をぶちまけたら良いのか。
そんな雨が降っているが、身が叩かれる事もなく――]
なんで、こうなっちまってるんだ、
いったい、
[死んだ者が霊となるのは、
何かの力が働いているか、もしくは。
何かの未練があるからだと思うのだけれど。
ミハイルには未練など無かった。
水底で二人、共に在れる事を望んでいたのだから。]
……臆、そうか。
[>>*3:46死した男の頭にも響く聲。
だが、聞こえるだけで送る事は出来ないらしい。
そうして、二百年も前の記憶を呼び覚ます。
一度死んだ時の――…
男を湖に引きずり込んだ女は、傷を癒した後に消えた。
彼女の聲は、あの聲の主とよく似ている。
だから]
礼を言いそびれた事が、此処につなぎ留めてんのか。
[ふぅ、と息を吐く。
己が死の国へ向かっていないという事は、まさか。
男は当てもなく周囲を歩く**]
えwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
メモwwwwwwwwwwwwwwwwww墓から書けないwwwwwwwwwwwwwのwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
んむー
17or18世紀くらいかなー…>200年くらい前
現在軸でもそびえとなんだがそんくらいの軍服ってどないや…
史実なんて豚にくわれろーとおもってるから、いつの戦争でしんだとかはどーでもいいが軍服の特徴はあったほーがよいなぁん。
……成仏してねェよなあ。
[水泡を沸かせる事もなく、
ぽつり呟く聲は、静かに。
可能性としては有り得なくもないが、
連れて行けと願った青年が
大人しく一人で旅立ったかといえば、微妙だ。]
……
[そうして湖から上がれば、相変わらず服も濡れていない。
そこで漸く服装がおかしい事に気づいた。]
あァ、……死んだ時に戻るのか?
[詰襟、モスグリーンの上下。
裾をブーツの中に入れた状態で、土砂降りの中を歩く。
クレストの家…基図書館に寄ってみたが、
やはり其処は無人であり。]
あー……、
[まさかあのコテージに居るのか、と。
湖畔の方を振り返り、眉を寄せる。]
ち、
[ポケットを漁るが、煙草の箱など出てこない。
この時代の流行は、スナッフだった。
未だ喫煙していなかった頃の衣類に、
紙煙草が入っているわけも無く。
入ってた所で、幽霊が煙草を吸えるのか。]
やれやれ、……。
[喫煙を諦めたミハイルの足はコテージを目指す。]
此処にはいねえみたいだな、居るとすりゃ二階か?
[草臥れた軍服の詰襟のホックを外そうとしてみる。
成る程、脱げないわけでは無いらしい。
暑さも寒さも感じないが、なんとなく息苦しい気がする。
実際はなんとも無いのだが。]
あんたはどんな未練があって此処に?
[言ってみておいて思い当たる事は一つしかない。
相棒と呼んでいた蛇だ。]
スープの出汁にはなってなかったぜ、
良かったな。
[そう告げて広間を出て、階段を上がる。]
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