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迷い子 バクは、作家 フユキに追従してわっしょい!(わかってなさげ)[栞]
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情報ページのリンク先や、その他のサイトを見るに、照国神社というのは、街中の神社ではない、のですよね。
どうしても自分の地元で一番近場の神社を思い浮かべがちでしたとか、そんな「知らんがな」てきな事が脳裏をよぎる昨今、皆様いかがお過ごしでしょうかこんばんわ。
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こちらの最寄り神社の立地はなかなかなもので。
子供の頃には、道を隔てて、パチンコ屋さんに映画館に、ス○リップ劇場がありました。
今はいずれも潰れてしまいましたけど。
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フユキさん、ですか。
[冬木さんなのか冬樹さんなのか或いは別の字をあてるのか。
まずは明日、ここを離れる前に、書店に行って探してみよう。]
僕は、獏と言います。
[夢を食べる動物の、そう付け加えた。]
[諸々、短い間の好意に礼を言って、教えてもらった所に向かいかけ]
あ、赤べこ。
[フユキの手にある学習帳の表紙に目が止まった。]
僕の実家にもあるんですよ、赤べこ。
父が小さい頃、祖父に買ってもらったらしくて。
[描かれた父の故郷の民芸品は、夜目にも鮮やかな赤。]
失礼します。
こんばんわ。まだお時間大丈夫ですか?
[実物大なのだろうか、日本刀らしい大きな写真が額の中に納められている。
蛍光灯の白い明かりに、笑みを含んだ顔の男性がその脇あたりに立っていた。]
「ええ、大丈夫です」
[答えた男は、おや、という表情でこちらを見返している。]
あの、何か?
[腕章を巻いている、職員らしき小父さんの顔には、こちらも何となく見覚えがあるのだが。]
「今日は一人でここにおいでですか?」
はい?
ええ、僕一人です が ……。
[異な事を言う。]
「はあはあ、なるほど確かに、あなたまだお若いですからなあ。」
[張りのある声─例えば夜店の呼び込みあたりにうってつけな─は、言葉を続ける。]
「──二十年くらい前から何年か、テキ屋をやってましてな。
毎年この日に店を出してたんですが、
──いたんですよ」
……いた、って
誰が?何が?いたんですか?
……変な事を聞きますけど、
そのお客さん、写真なんかとってませんでしたか?
[赤ん坊を抱いて、白黒の写真を]
「……ううん。」
[福々しい顔の眉間に、微かに皺を寄せ──]
いやあ、確かもう夜だったんですよ。
──ああ、でも持ってきてはいたかな、写真。
持ってきてた?写真をですか?
「ええ、奥さんが、『よく似てる親子よねえ』って、写真と旦那さんや坊やとを見比べて感心してましたよ。あと、──」
[しばし記憶をたどるように、言葉がとぎれ]
「──『親父さんと一緒に、この祭りを見てるんだな、僕は。思い出せたら、懐かしいだろうなぁ』
確かそんな風におっしゃってましたよ」
[入り口の方から、人の話し声─新しく来た入場者であろう─が聞こえてきた。]
じゃあ、僕はこれで。
[4〜5人の年配の見物客が入ってきたのを潮時に、一礼して立ち去る。]
──『思い出せたら、懐かしい』か。
[父の父─つまり祖父─も早くに亡くなったと聞いている。
父と自分、同じよう事を考えて同じ事をしていたのだなあ
そんな感慨を覚えた。]
[宿に戻ったなら、もう一度あの写真を見直してみよう
そして、(恐らく、だが)父を抱いた四十数年前の祖父に、はじめましてと言ってみようか─そんな事を思う。]
でも、もう少しだけ──
[射的にお面、風車にリンゴ飴
アセチレンランプの明かりの集まる方へ、灯籠に薄く照らされた参道を*歩いていった*]
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そして、よもや「不行」さんだったとは!
多分獏少年は、新聞の書籍の広告で、お名前を見た覚えはあっても、全然別の読み方で認識してそうな気がする。
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グラの見た目は高校生ぐらいの方があれかなと思ったんですが、
日程的に高校生だと、微妙に学校さぼりモードかも?と思って、日和ったら、大学生に。
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