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ええ。この雪も……
彼らの侵略の一環なんです。天候が悪い時ほど彼らの力は高まりますから……
そうでない時も絶え間なくされる攻撃を防ぐため、僕は常にこの黒い傘を持っているんです。
[曇天を一度見上げてから、星野だと言った人物の問いに頷き]
間接的に、ですがね。さっきは……家屋と家屋との距離を測っていました。
我がオカルト部……まあ、部員は僕だけですが……による調査の結果、この地が「救済」に適しているという事がわかり、出向いてきたんです。
測定は、儀式を行うために必要不可欠な……
と……
あまりこうして喋っていると、彼らに聞き付けられてしまうかもしれませんね。
[ふと、声を潜め]
触れるだけなら、冷たいだけです。
降っているという事自体が、危ういんです。
そうして、太古の昔から徐々に……
もうこの世界の基板は滅する間近まできている。
[異質なパワー、というのに、ええ、と]
……この村には、とある伝承が伝わっているそうです。
それもどこかで力と、彼らと関わるものなのだろうと、僕は検討をつけていますが。
[突然のくしゃみに、首を傾げ]
大丈夫ですか? 寒いですからね。
それとも、どこかで誰かが貴方の噂を……?
なんて、確かめようもない事ですが。
常夏の国の場合は、一つに蜃気楼が……
[説明しかけて、伝承の話に]
そう……何でも、昔村人が相次いで変死を遂げる事件があったそうです。
どこからともなく、突風が吹き……
それを受けた者が、謎の切り傷を受け息絶えるという。
真夜中に、遠吠えのような音をさせて吹きくるので……
人々はその風を、その現象を、「人狼」と呼んで恐れたのだと。
[御伽噺のように語る。
寒いと答えるのには、やはり「彼らの仕業です」と]
心当たりはありますか?
僕は人に噂をされる事はしばしばあるようで……
ええ。大分話した事ですし、構いませんよ。
[問いかけに頷いてから]
まさか。そんな乱暴な事はしませんよ。
深淵を覗く時、深淵もまた……とは、いったものです。
彼らに対抗するのなら、彼らと違った存在でいなければならない。彼らと同じ手段をとってはならないんです。
まずは村の色々を測定してから、ですね。
[30cm定規で測定をし切るには、この静かな廃村も、大きすぎただろうが]
/*
二回も削除してしまった。
ドウゼン先生も、うっかりさんが多い村だ、とか、ほのぼのしてたら……
自分もだったぜ……
直接出向く前に知れた話ですから……ある程度、少なくとも一部に広がっている話ではあるんでしょうね。
単なる御伽噺にも、昔はとある地域で語られていたのが……と、いうものは多くありますし。
彼らの攻撃は実に多彩で強大です。
確かでありながら同時に茫漠とした、名状しがたくもある存在……だから僕は安易に名を付ける事をせず、彼ら……その唯一であり無数である存在を、「彼ら」と呼んでいるんです。
[苦笑いをする人物に、ええ、と頷き]
正しくも少数派である限り、奇異とみられる事は仕方のない事ですから。
いえ、お気にせず。
測定は……根気のいる作業ではありますが、「救済」のためだと思えば苦にはなりません。
貴方も、村には何日か?
もしそうなら、儀式を行う時にはお呼びしますよ。
/*
電波ってる。フユキ先生お相手有難う。
役職希望は今回もおまかせ……にしてるけど、このままでいい、かな。
狂信者希望も考えたけどまんま過ぎる気が……して……他に希望者いたら悪いし。ね。
……?
[地面に定規をあてて測定を続けていたが、ふと、後ろを振り向いて]
今、誰か……
……気のせい、ですかね。
[ただ白い世界を確認しては、呟き]
大分暗くなってきましたね。
そういえばもうそろそろ食事の時間かもしれません。
少し、行ってみましょうか。
[簡易な地図を描き入れてある紙に、測定の結果を記してから、立ち上がり、管理棟がある方へと向かう。もう雪はやんでいたが、傘はさしたまま]
どうも、今晩は。
[管理棟の近くまで来て、出入り口の辺りにいた二つの人影に、声をかけて一礼をする。片方の少年の姿には、見覚えがあり]
おや、貴方は……
人違いでなければ、バス停で会いましたね。
ええ、今晩は。
雪で遊ぶのなら、気を付けた方がいいですよ。
彼らに侵略されないように。
[訪れた、女性とは知り合いらしい人物に挨拶を返してから、雪兎を作り始める様を見。女性の声に、あなただったのね、というのには首を傾げたが]
ここに来る途中、バス停で会ったんです。
と、僕は雨園孝治と申します。
いえ、気にしないで下さい。
僕は話すのも好きですが、人の話を聞くのも好きですから。
ええ、少々目的があって……
大声では言えませんがね。
此方こそ、再会できて嬉しいですよ。
[少年、バクに答えながら、微笑むかわりのように傘を小さく回し。彼の、雪遊びをする男性と何かあるらしい仕草を見つつ、失礼します、と管理棟の中に入った。
入り際に聞こえた>>184には]
触る自体は、冷たいだけですから問題ありません。
降る事自体が危険なんです。
それだけが原因ではありませんが、世界は彼らの手によって徐々に崩壊してきている。
掴み切られないよう、気を付けなければ……
[女性にも言うように答え。傘の、と付く名前の確認には、事実故か特に何も言わず。
玄関で傘の雪を軽く落とし、閉じてから、それを左手に中へ踏み入れ、数人の人影に辞儀をした]
/*
57pt。
二度発言削除したから、なあ。割とぎりぎり。
もうすぐ更新……どうなるかな。素村二人だけぽい? から役職引くかな……?
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