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[探しに来た、という弁士の言葉にきょとんとなるも
次に「帰れない」と言われて]
えっ……
[どこに行くのか分からないまま、歩き出す。
行き着く先はどこだったか……]
−現代−
「という話だったのさ」
……で、オチは?
[オチと言われても語り手の祖父にはそれ以上のことは分からない]
まあこれ以上は追求しないであげるね。
だけど何でそんなことするんだろ。
人が多い今なら間引くとかいう感覚も分かるけど。
昔の妖怪ってやることが派手なんだね。
[都合の悪いことは何でもかんでも妖怪のせいにするような
現代に生きる幼い娘には妖の事情は理解できるわけもなく]
まーいっか。
お祭り行ってくるねー。
[祖父の昔話が一段落したところで外へと駆け出す]
大丈夫、そろそろ村にも慣れてきたし!
[心配する祖父には大声でそう返す]
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