151 藤色酔夢
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跡取 レン は 高校生 キクコ を選択しました。(ランダム投票)
え。
[穏やかにただの変人だと結論付けようとしたら、待てが入った。>>2:93
しかも、3回続けて。
その反応は普通のひとっぽい。と思う。]
変人の意味、知らない?
変わったひとのこと。
[そもそも、戀自身、ひとのことを言えない怪しい格好でいるのだが。
それはそれ。
最もここは、何故変人だと判断したのかを話す場面。
通常なら。
顔の前で止まっている大きな掌。
けれど、男は説明は求めず、自身の名を告げた。]
(29) 2014/05/03(土) 14:09:48[藤林:泉]
キムラトモユキ…
[真顔の男。
覚えるように再度繰り返す。]
(30) 2014/05/03(土) 14:10:25[藤林:泉]
ん、でもほら、兎だし…
[度が過ぎている、と友幸に僅かに微笑む。
心奥に思うことは思うこととして。
と、その時。]
――え。
[ふっと。]
キムラ?
[何の前触れもなく。
自分よりも遥かに大きな男が眼前、
溶けるように虚空に掻き消えていったのだった。*]
(31) 2014/05/03(土) 14:13:37[藤林:泉]
…………もしかして、瞬間移動?
[取り残されたような形になって、
呆然としながらも、ファンタジーを口にする。
そうなら、話の最中に、急に居なくなるとか、その勝手さは兎のことを言えない気がした。
友幸が否定したのは変人であることと兎の友達であることの二点。
この世界の住人であることは否定していない。
それは、聞いていなかったからだが。]
(あ、でも。
巻き込まれたって言ってたっけ。)
[考えていると、すぐ近く。
増えた気配に視線を送る。>>18>>20>>21]
(32) 2014/05/03(土) 14:17:52[藤林:泉]
……華?
[思わず名を口にする。
彼女もここに来ているなどとは想像だにしなかった。
しかも白無垢姿、若い男を連れている。
零した声に友人が気付いたなら。]
そのひと、新郎?
具合、悪いの?
[そう聞いて、
驚きに忘れていた変装を思い出せば、
名を呼ばれても。]
――――――ソレハダレノコトカナ?
[今更手遅れなのに惚けてみせたりしたことだろう。]
(33) 2014/05/03(土) 14:19:11[藤林:泉]
跡取 レンが接続メモを更新しました。(05/03 14:19)
[独りでいたいと。
独りでいようと。
だって、傷つきたくないから。
嫌な思いをしたくないから。
認識されれば必ず生まれる、避けられない負感情。
想いの鎖。
そして、下らない世間の、幸せの常識。
その参照枠に入れば幸せな筈のそこは、ちっとも。
出来れば、普通に生きたかった。
でも、苦しくて。
そうあろうとしても、無理が続かない。
多くの人が為してる普通が。
普通じゃない自分を、欠陥だと蔑む普通になど、なりたくないのに、
なろうとして。]
(40) 2014/05/03(土) 15:57:46[藤林:泉]
[なれないなら、せめて。
多くを黙らせるくらいの力を得たかった。
――――…ごめんね。
どうして私は私なのだろう。
私をやめられたらどんなに楽か。
そう出来たら、誰も傷つかず自分だって。
けれどどうしても、生きていれば誰かと関ってしまうものなのかもしれない。
彼女もそう。]
(41) 2014/05/03(土) 15:58:13[藤林:泉]
…そっち。
右のほうが縫製がいい。
[街の古着屋。
ふたつの着物の間、悩む華子に掛けた声は決して、
愛想の良いものではなかっただろう。
微妙に余所を向いて。
彼女とはそこで知り合った。]
別にいいよ、お礼なんて。
[誘いも最初は断った。
別にお金を出したわけでもなく。
たまたま、知っていることを教えただけだったから。
けれど、彼女はそれでは気が済まない、と。
それ以来、関係は続いていた。]
(42) 2014/05/03(土) 15:58:41[藤林:泉]
…
[友人の新郎が泉の水を飲む。>>39
具合については、大丈夫と言っていたが、新郎についての否定が入らなかったのは華子が既にそれをしていたからかもしれない。]
行くってどこに?
[聞けば、奥の方。
泣いている気がすると言う。
何が?
と、思ったが。]
(43) 2014/05/03(土) 17:10:05[藤林:泉]
そう。
[行こうとしているものを引き止めることはしない。
積極的に関わろうとも。
華子はどうだっただろうか。
と、視界の端。
別の青年が映った。>>17]
(44) 2014/05/03(土) 17:10:40[藤林:泉]
(……う。)
[戀とは違い変装していない彼が、よく利用する弁当屋-特に唐揚は美味しくて、週2で食べているくらい-の青年だと気付くのにそう時間は掛からない。
何気に顔を逸らす。
帽子を目深に被り直そうとして、束ねて隠していた髪がパサリと背に広がった。*]
(45) 2014/05/03(土) 17:11:30[藤林:泉]
跡取 レンは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/03(土) 17:24:25
………仮装じゃない。
[頬を染めながら、わたわたと髪を直す。]
華のほうこそ、暑そうにみえるけど。
それより、いいの?
あの子、一緒に行かなくて。
[耳に届いた言の葉。>>52
どうでもいいような、いつもの調子で、聞くでもなく告げる。
藤柄の扇子が起こす風は微か。
遅れ毛を揺らしている。*]
(59) 2014/05/03(土) 20:33:59[藤林:泉]
…うそ。
[友人の容赦ない突っ込み。
なんたることだ。
完璧だと思っていたが、目立っていたらしい。
い、いや、目的は自分だと気付かれなければいいのだから、目立つ目立たない大したことではない。筈。
だよ、ね?]
私も着替え、持ってないし。
[誰がここに居るかもわからないし。というのは心の中。
友人は本当に歩くのも大変そうだと改めて思う。]
(68) 2014/05/03(土) 21:36:04[藤林:泉]
…そう。
[シンちゃんは先程の新郎だと解ったがキクちゃんとは一体。知り合いだろうか。
よくわからないが、いいというならいいのだろうと深追いはせず。消えた友幸については。]
妹さんを?
そうなんだ、知らなかった。
[初耳のこと。
会えたかどうかも知らないと伝える。]
たまたま、踊っている所見かけただけだから。
あ、あと、兎と揉めてたような。
[光景を思い出すように付け加え。]
話してる最中にいきなり、ふっと消えるから驚いた。
[事実を淡々と話す。]
(69) 2014/05/03(土) 21:37:35[藤林:泉]
華も言われた?
鍵と螺子、探してって。
[兎の話題になれば、なんだろね、と微笑する。]
普通に立ってるし。
[と、眉を下げる華子に気付けば、
少し考えて。]
案外、会いにいったのかも?
[そんな、適当。
消える間際、助けて、とか断末魔が聞こえていたら違ったかもしれないが、相変わらず危機感や恐怖は無い。
広がる藤色に去来する思いは。]
…
[どうしようもないもの。]
(100) 2014/05/03(土) 23:20:55[藤林:泉]
怖い?
[水月が来たのはそう華子に問いかけた時だったか。
ごく普通に名を呼ばれ。>>88]
え、あ。ちが――――
[咄嗟に誤魔化そうとして、傍ら。
華子の存在に。]
………
[それは無駄だと観念した。]
……よく、わかった、ね。。。。
[羞恥にまた、顔が赤くなる。
水月の視線が華子に向けられていたのは幸いだった。]
(102) 2014/05/03(土) 23:22:48[藤林:泉]
う、うん。
知り合いというか、お弁当屋さん。
[首を傾げる華子にはそう応える。>>92]
(108) 2014/05/03(土) 23:28:03[藤林:泉]
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