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ん、ああ、三枝か・・・。
いや、モミジちゃんに出席の件で呼ばれてね・・・。
[クラスメイトにみつかって、ほっとした自分に気がつく。迷惑をかけたくないと思う反面、一人だといろいろ不安なのだ。そしてそんな風に思う自分を客観的に見ている自分に失笑する]
フフッ。・・・ああ、なんでもない。みんなも、松柏駅行くんだろ?俺も興味あったんだ。一緒に行こうぜ。
[人によっては、青玲学園の事件で親戚が巻き込まれた、位を知っているかもしれない。だけどまあ、そのために行くのかと思われても、もうあまり気にしないだろう]
[三枝に先行するように歩く成瀬、長澤、鷹野に続いて、三枝と一緒に歩き出す]
気づかれてもまあ・・・楽しんでいる感じは、出さないとな。
[とつぶやいてから、三枝に話題を振る]
でも三枝も行くなんて、ちょっと意外だな?オカルトとか好きなのか?
[話題のための話題、と思いながらも、若干の興味も混じり問いかけた]
―回想―
[今でも椎名は、半年前の叔母の家を覚えている。あの慣れ親しんだ、穏やかな明るさと心地のいいにおい。それらはすべて、一夜にして過去のものになっていた。
叔母とその晩何を話したのかも覚えていない。だが、その晩からウミを探すことは椎名にとって必然だった。
所詮子どもだ、警察にも青玲学園の職員にも、何も教えてもらえなかった。だが逆に子どもの利点―時間の自由さと、子どものネットワーク―を活かして、それなりの情報は得ていた。・・・あいまいながら、その晩におきたことも。
その捜索は、外から見れば民俗学のフィールドワークのように見えただろう。市内や近郊、校内や場合によっては他校にもおもむいて、都市伝説を追い続けた。しかし、そのすべてが無駄だった。・・・都市伝説や怪異に詳しくはなったが。
だが彼はあきらめなかった。すべて結果は出なかったが・・・たまににおいを感じたのだ。本物の、においを。だから彼は、いまは半年前の、普通なら鼻で笑い飛ばす事件も本当に起こったこととして信じていたし・・・この先で、また同じような事件に会えることも信じていた。
そしてそこで、会いたくてやまない従姉妹に会えることも。本当に信じているのだ]
―現在―
[引き続き三枝に、一方的に話し続けている]
オカルト関係なら、実は俺いろいろ知ってるんだぜ。今回の偽汽車の話もさ、結構ある典型的なパターンなんだよ。でもさ、汽車って時点で歴史浅そうじゃん?俺が思うにさ、元はむかしからいる妖怪の火車とか、その辺からの発展がさ・・・
[別に三枝に迷惑をかけるつもりも、興味を持ってほしいわけでもない。ただ、今まで得た知識が無駄ではないと信じ込みたくて、衒学的に話してしまっているのだろう]
[鷹野の言葉に、はじめて見知らぬ後輩であったことに気づく]
お、ああ。呼び出しだよ、呼び出し。お前らも気をつけろよ?
・・・そうそう、俺たちも偽汽車見に行くんだ。一緒に行くか?
[続いて長澤の馴れ馴れしい言葉に、気分を害することなく答える]
ああ、オカルトなら意外といろいろ話せるぜ。いまも同じクラスの三枝に話してたんだ。じゃあ道中盛り上がりながらいくか!その代わり、お前らもこの辺のオカルト話とか、知っているのは教えてくれよな。
[そう言って玄関を出ようとすると、小鳥遊が歩いてくるところだった]
あれ、モミジちゃんまだいたんだ。あ、先生ね。モミジ先生。
モミジちゃんも松柏駅興味あるの?なんなら俺たちと一緒に行こうぜ?
[先生に言ったらとめられる、という感覚はないのだろう。気軽そうに尋ねた]
へえ、モミジちゃんも来るんだ。そういいながら、本当はオカルト好きとか?じゃあまあ、会えたらね!
へへ、外で先生に会うのってなんか変な感じだねえ。
[小鳥遊とわかれ、椎名は同級生や後輩とともに、玄関から出て松柏駅に向かった]
さあ、行こうぜ。どうせ何もないだろうけど・・・もしかしたら、本物の偽汽車を見れるかもしれないしな・・・!
[期待をしていなさそうに軽く言うが、目の中は本気だった。今度こそ・・・そう信じて、彼はオカルト話を面白おかしく後輩に話しながらも、真剣な目で駅に向かっていた。]
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