情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[封筒から取り出した書きかけていた手紙の隅、手近のボールペンを手にして文字を書き足す]
ナツへ
ママをよろしく。
ママへ
ナツをよろしく。
[その紙面を見て、苦笑を零した]
まるで遺書だな。おい。
[目の前のエビコから目を離し、窓辺を見やる。
そこに見えた人影の名は呼びもしない]
……気が振れそうだ。
[窓から吹き込む風は穏やかに頬を撫ぜていく]
そんな馬鹿な話があるわけないじゃないですか。
あるわけがない。
[手元の封筒に住所を書き込み、おもむろにエビコに差し出す]
ああ、そうだ辻村さん。
これ投函してもらっていいですか?
[鈴木の笑みにつられるように表情を緩める]
船が来たら帰れる。
[エビコの問いには肩を竦めて]
俺は死んでる気がしますよ。
ネギヤ君とギンスイ君、マシロ君だけならまだしも
……何だったかな、この村に来てすぐ亡くなった
[本棚の脇を一瞥する]
小森さん夫婦まで見える。
あとは、モンペ姿の顔を知らない人だとか。
/*
先生、誰も彼もが能力者に見えて、噛みそうで怖いです!
でも今までの傾向でピクシーって村人っぽいまま表では何もせずにいること多いんだよな。
声は聞こえませんよ。
テレビで見る幽霊みたいに薄暗くて
……何かを探しているように見えます。
[本棚に寄りかかり、取り出した古い本を開いた。
紙魚が、光から逃げるように動き回る]
幻月は吉兆だと言うのにな。
[呟きは、咥え煙草のせいで*くぐもっている*]
人間はよく生きる意味を求めるが、そんなものあると思うか?
同じように、死に意味はあるか?
[本の表紙に視線を落としたまま、問い掛けるのは生者相手か死者相手なのか、自分でもわかっていない]
[イマリの『残す』という言葉に、娘のことを思う]
そこにあるだけだ。
生も死も、そこにあるだけだ。
[深く吸い込んで吐き出す息は細く白い]
神様はそこまで暇人じゃない。
[ライデンに視線を向けて静かに笑う]
そう、生きる意味など自分でしか見つけられない。
そして、死んでめぐる。
[短くなった最後の一本を灰皿に押し付けた]
[自分の立場に確信を持ったような声音で言う]
それならば、ひととき俺がここにいるのは何故だろう。
ネギヤ君を初めとした三名がここにいたのに消えたのは何故か?
そして、何故未だに彼らはいるのか?
手紙を出すはずの曜日だったんだ。
[わずかに目を細めてから、胸ポケットから取り出したライターを鳴らす]
寿命かな。
そのまま捨ててくれて構わないよ。
[飲み屋の名前がプリントされたライターをライデンに放り投げた]
[1] [2] [3] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了