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そう、それなら良かった。
ワタシがこれからしようとしていることが「見えてしまう」のなら、困るところでした。
[つまらない、その言葉に、にぱっと笑ったが。続く言葉には、作り物めいたその笑みを納めて]
言霊……発する言葉が、言葉を発するモノが、自然と意志を秘めている……それに気づかせるのが占い師、なのかな。
[半分は、理解しそびれた表情のまま、首を傾げる]
[けれど、>>51 発砲音の後に聞こえた声にぎょっとする]
ウルスラさん……?
[名を呼ぶ、相手に聞こえるはずもないが]
甲斐無し……その言葉、今回はワタシもそうそう譲れそうにありませんが。
[ついと差し出されたカップ、受け取るとたった一口口を付けて、オラヴィに礼を言う]
薬は、結構、香も、いりません。
オラヴィ卿、この列車、出入りは自由?
[返事を待つ間に、確認する。腕の兎、下げた剣、懐の楽譜、帽子を頭に乗せて]
[大事なモノ、今身につけているモノは、ほとんど「形見」だ。仲間内からでさえ、喪服の男と揶揄されるほど。自分にモノを与えた人たちは死んでいった。
そして自分は、その与えられたわずかなモノで生きて、生き延びている]
ふふ、大丈夫です。
これが形見になることはあっても、ワタシが先に逝くことはありません。
[これ、とポケットから取り出し見せたのは、オラヴィ卿がメッセージを託された黒い兎]
そうそう、ワタシがこうして無駄にあがけるのも、ケガ一つさせず拾ってくれたあなたのおかげです。お礼にひとつ、教えてあげます。
彼女は『トゥーランドット』が好きでした。特に『誰も寝てはならぬ』、なんてね。
[言ってから、にぱ、と笑って両手を広げる]
信じますか? 「友」よ。
[友という言葉に。その男の言い回しに、思わずくすりと笑いを漏らす]
……あれには解釈がいろいろあるのですよ。彼女は……おっと、まあこの辺りはお礼の内では多すぎるかな。
[占い師の女性にも、帽子を取り、会釈をして]
それでは、卿。
[また、とは言わない。ただ、会釈して、特別室を後にする]
[部屋を後にして「誰も寝てはならぬ」を口ずさむ。希代の歌い手が口ずさむより遙かに劣る、歌]
まあ……そうでしょうね。彼女、変わり者でしたから。
[くすりと笑う。
あとは、真っ直ぐにエカテリーナ号に向かうだろう。ウルスラは、失えない。約束がある。それに――]
また喪服呼ばわりされるのも癪ですから。
[何が出来るかなど、知るわけがない。先は見えない、占い師でさえ見通せないのだから当たり前かと思う。けれど足掻くのは自由のはずだ**]
でしょう。ヤナーチェク?
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