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[鈍い音と同時に、白装束が糸の切れたマリオネットのように力無く崩れ落ちる。
手早く衣類を剥がすと、それを羽織った後遺体をゴミ捨て場へと押し込み]
返り血浴びると目立つネ。
ボロ羽織るの気が引けるマスけど、一時の辛抱ヨ。
[くだらない神を崇める連中は想像以上に多いようで、時間短縮と悪目立ちをせぬよう信者に化けることを選んだのだった]
[その後は信者を化かしながら、行く手を阻むなら首をへし折りつつ
着実にターゲットの待つ場所へと向かっていくのだった]
・・・人が多過ぎてなかなか疲れるネ。
コレ終えたら、ビーチでゆくりバカンスするヨ。
[一部始終を得意先の情報屋が垣間見ていることなど知りもせず。
頭に浮かぶのは、バカンスとイケニエの殺害方法のみ]
[尋常ならざる剣速に幾度も断ち割られそうになった。
踏込む折は剣の遠心力が乗切らない柄元、その直下へ
軸足を置くよう薄氷上の立回りをしていた軽業師は、
場が預けられるらしきへ、ひそり黒い呼気を漏らす。]
[声に気を逸らすと、先ごろまで塵に突っ伏した儘
絶えゆく様相だった旧友がもう身を起こしていて。
…カリ、と軽業師は苦く馬銜を噛む。
あてどなき復讐の執行人と、定まらず彷徨う旧友と。
どちらの視線をも此方へ向けさせることは躊躇われ、
双方に警告を示さないまま――屋根上へ身を翻した*。]
[軽業師の道化た衣装はところどころ裂けていた。
常はふたつ揺れる帽子の尾も、左は先端がなく。
垣間見える傷口の黒い滲みは、流れ出すほどもない――
が、馬銜の片側はグルメットが壊れ鎖が垂れている。
剣の柄尻で横面を強かに殴られたのが最大の痛手。]
…うー
[盛大に切れた、口の中。
いってえ、と言わんばかり漏らす声は面白がる態。
コールタールと血反吐の混ざった唾を*吐き捨てる*]
― 祭壇近くのビル最上階 ―
[望遠鏡に覗く鮮やかな手際に、小さく小さく口笛を鳴らす。]
ネーさん流石、伊達に女だてらアンナ商売してネェナ。
ヤルゥ。
[人の多い箇所を通る時には見失いそうになるも、触れ合い離れ、崩れ落ちなかった方だと分かれば視線が追いつくのは容易だった。]
このまま、マジで白装束全滅させンじゃネェ?
[一人の賞金稼ぎが大量に殺しまわるのを、こちらは蚊帳の外から、愉しげに見物するのみ。]
[重力に逆らい浮遊した寄せ集め達が動きを止める。血臭の匂いが強く漂って来たからだった。そして、呟いた、のは、]
お腹が…空いた、なあ。
[個々の物体が互いに隙間を埋めるように咬み合い、何らかの形を作ろうとしていた物は、其処で、ぼとり、ぼと、と地面に落ちる。]
熱気と騒ぎ
[既に軽業師の熱も気配も遠ざかっている。一度認識した熱は、その熱の高さもあって、どちらの方向へ向かったのかは分かっている。]
[夢の中。にいさまは僕の銀色の毛並みを撫でてくれる。
綺麗でしなやかで凶暴な僕の宝物…。
そう言うと、にいさまはうっとりとした表情で毛並みを撫で続ける。掌を触り、肉球が可愛い、と言いながら、掌をぷにゅぷにゅと触る。
僕の一番幸せな時…。]
んあ、寝てた…。ここどこ?
[一度、忘却の彼方に消え去っていた容と記憶は、レーメフトという旧友との出逢いに拠って、忘れ掛けていた自意識を呼び起こしていた。]
俺が、炉、を起動した……―――。
[呟きは僅かに意識を感じさせる音。
生き延びる為、他者を喰った>>0:6弊害は、記憶の混乱とどれが自分の意識で在るのか不明瞭になる事。]
[さっきまでいた街だった場所とは違い、さらに埃っぽい。砂塵が赤い光に照らされ、不安な風景だ。]
ここどこ?
[埃っぽい風に血の臭いが運ばれてくる。]
ごはん、あるかな?
[ずるずる外套を引きずって、血の臭いがする方向へ歩いて行く。]
にいさま、会いたい…。
でも、夢の中の僕は銀色のまっすぐな毛並みなのに…。
[髪の毛をくしゃくしゃいじって、髪を抜く。それは真っ黒い癖毛。
しばし、髪の毛を見つめて…。]
ごはん、ごはん、血の香り、飲み物…。
[いつも通りの虚ろな瞳で、歩き出す。]
― 祭壇近くのビル ―
[乾いた風に髪を躍らせながら、音もなく地上を見下ろす情報屋の後ろから、覗きこむように顔を寄せる]
本当に、ね。
サーディは使える良い子。
[白装束を次々に屠る姿を眸を細めて見やり、くすりと何処か歪に微笑んで見せる]
でもこんな所で覗き見なんて趣味が悪いわ。
サーディに知られたら、くないが飛んでくるかも。
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