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[術が解けるのにはどれ位の時間が掛かっただろう。
暗闇の中、ただ燃す火の明かりだけが光源を持つ。
その最中に浮かび上がる一つの結果。
見ては一つ溜息を吐いて]
良かったわね、長老。
貴方の足となっているアルマウェルは、
とりあえず信じてもよさそうよ。
[言葉とはうらはら、思いつめた様に落とす言葉は、
洩らした瞬間に凍て付く。]
――姿表さずして結果を落とすだなんて。
これも卑怯と呼ぶ所業かしらね?
[記されたなめし皮は布に包まれて使いのものに。
村の者がよく見知った動物に持たせて長老の元へ。
その行く途中で奪われるか否かは呪術師にも判らぬものの、
発信者の素性は、鼻が利くものには、
焚き込めた香のひとつで探れるやも知れず。
しかし其処までは問わずの結果は、
新たな論の*種蒔きとなるか*]
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