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…ッ、ウミ!ダイチ!モリ…!
[球からの声に身構えたひと呼吸の後、
杖を握る手の紅い爪をめりこませ、吼えた。
見せられた地獄の中に苦しむ仲間の姿。
モンスター狩り、迷宮攻略の仕事の仲間。
もう既に瞳開かぬ者は否応なしに死が繋がり
未だ残る彼らも引き摺られていくのだろう。
自分ひとりのせいで。
ぎゅ、と、ソラは強く目を閉じた。
次の瞬間感じたのは、温かい湯気と魚の匂いで]
ん、
[ゆっくり開いた目に映ったのは、
大きな寸胴の中で踊る真っ白なうどんだった**]
[大きな寸胴は湯気を上げていたから熱いと判る。
当たりを見渡すと灰色の厨房の中だが
いきなり移動するのは2度目だから少し、慣れた]
…始まった、って事か。
[長杖を脇に挟み調理台に凭れて書を開いてみた。
宝箱の中で触れたもの。
ページを捲ると流れるような文字が増えていた]
[表に書かれていた文字の意味。
魔術師の扱う言葉で、「日記」だった。
パラリと捲る。文字を、読む。]
なんだ…?
「11th ソラは武器を手に入れる」?
ん…別のページにも何か書いてあるな。
「12th ネギヤはサルのシンバルを見る」
――成る程。
[把握して、呟く]
[調理台の向こうでネギを切る男がいる。
その手にした銀を見て、声をかけた]
おい、その手にした武器を寄こせ。
[男は素直に包丁を差し出してきた。
手にして、柄を握ってみる。軽い。]
丁度良い。
短剣が錆びて使い物にならねぇんだ。
交換してくれ。
[白の上着を捲ると、脇に下げたホルダーから
装飾の凝った短剣を取り出して男に差し出す。
そして代わりに、包丁を差し込んだ]
さて…とりあえず武器は手にいれた。
どうして行くのが得策かな。
[ページを捲るも自分の未来の文字は増えていない。
壁に背を着けるように警戒しながらうどん屋を出た]
普段なら魔法で姿消すとか余裕なのに。
厄介な世界だぜ。
[ふとみると、流れるように動く階段が見えた。
人々がそこから階を上り下りている。
魔法の階段か等と思いながら脇を通り過ぎると
すんすんと鼻をひくつかせた]
…香料か?
ひどく惹かれる…チャームの魔法か?
[ソースの焼ける匂いに引き寄せられるように
フードコートの方へと 人に紛れて歩く]
[ソラの紅い髪は良く目立つ。
更に長杖は肩のあたりに紅い石を湛えて
彼女の目立つ様を助長していた。
視線はキョロキョロと動かして辺りを見るが
その光は未だそれほど鋭くは、無い。]
チャームの魔法だとすれば
必ず犯人がいる筈……ん?
[手にした書が、微かに震えた気がした。
拡げてページを捲ると、文字が増えていた]
11th ソラは 誰かを見つける。
11th ソラは 誰かに見つかる。
もうちょっと解りやすく書いてくれよ…!
[舌打ちひとつして、身を少し屈め。
壁際へと寄せて、辺りを注意深く見渡す]
誰か近くに居るか?
日記ではもうひとり…いそうだ。
気を着けろ。
[自分の格好のせいだろう人の視線の隙間
他にも誰か居るのではと、辺りを伺う*]
カノウヨシアキ。長いな。
俺の名はソラ。
胸糞悪ィ数字は11らしい。
レコハボッカ村の…と、これは意味無ぇな。
[長杖の先で、コツと相手の肩を叩いた。]
覗き見、かどうかは解んねぇ。
だがさっき日記にな…
[低く言ってヨシアキに背を向け辺りを見渡す。
誰か神の座で見た者がいないかと]
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