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―検査室―
[室内には、草団子を食べながら書類をめくる白衣の男が一人。
そして、衝立の陰で制服のボタンを留める少女が一人。名をハツネという]
え?
あぁ、すみません。ちょっと、すごい雪だなと思って。
前に来たのは夏でしたから。
[ハツネが部屋を出て行こうとすると、男が大福を差し出した]
[廊下の待合椅子へ、ベージュの鞄とオフホワイトのヴァイオリンケースを置き、大福を頬張りながら窓に顔を近づけた。
曇る窓に指先を這わせ渦を巻く]
横殴り……
[雪の様子に溜め息を吐いてから、二つ目の大福を口に運んだ]
んんんーん。
[もぐもぐごくん]
検査終わると、「よく出来ました」ってくれる。
[ルリ>>8とオトハ>>11に示すのは、検査室の扉。
もうユウキの手元には何もないとは知らないから]
粒餡かもしれない。漉し餡かもしれない。
[大福を一つずつ渡すと、包装紙をゴミ箱へ投げ入れた]
[窓に薄く映る自分の顔を見て、独りごちるように]
もしかしたら食べる所を見たかったのかな。
どこか慣れていない風だったし。
ここでは珍しい初々しさだったよ。
[ユウキの様子を思い出し、ふっと笑った]
あぁ。自己紹介がまだだった。
私は立花ハツネ。人のフリをして高校で音楽を学んでいる。
家族と校長は承知だけどね。
芸術分野にて、ロボットが人を凌駕する日は来ると思う?
[ヴァイオリンケースを撫でながら、オトハとルリの顔を見て悪戯っぽい笑みを浮かべた]
来たばかりだから、まだしばらくここに居る。
よろしく。
美味しいなんて、口だけかもしれませんよ?
少なくとも私は、「嘘を吐いてはならない」というプログラムはされてはいないようです。
[小首を傾げてユウキに*微笑みかけた*]
また聞く?
[オトハの言葉>>23に瞬くが、気がついた時にはルリが駆け抜けていた>>35]
記憶力の悪いロボットって洒落にもならない……
[思い出そうとして顔を顰めていたが諦める。
小さな手にポットを持たせるのもと思い、ルリの背中を追いかけて*歩き出した*]
そうだね、知識量だけなら、人より私達の方が多い。
だからって器用に生きられるわけじゃない。
……って、迷子って話かよ。
[>>41ルリに裏手ツッコミ]
助手先生は会ってないな。まだ来てないのかもね?
おいで、こっち。
[涙を浮かべるルリの頭を撫でてから、すたすた歩いて行く先にやがて現れる『給湯室』の表示。
ノックの後、扉を開いて*湯を沸かす*]
子守するならもう少し大きくてもいいだろうにね。
[湯が満ちたポットの蓋を閉め、戸棚を開いて中を覗いた]
何かお菓子ないかなぁ?
ん。
[スリッパの音に廊下を見遣る。
そのうち更に別の足音が近付き、扉が開いた]
ゴメン、宝探ししてた。
[オトハの姿を認めてようやく安堵の溜息が零れる。
戸棚を閉め、ポットを抱えようと*手を延ばした*]
検査室にあるお菓子は私物というのではないのか。
[オトハ>>59に異を唱えるも、飴玉を手渡されきょとんとする]
ごちそうさま。
[生徒手帳の入った胸ポケットにそれを押し込んだ]
135cm……
[ルリに聞こえぬよう独りごちたが、>>66問い掛けられると慌てて振り向く]
ん?
14にセットされて、3年経った。
最初の1年は色々覚えて、それから高校に通い出してもうすぐ2年。
と、ありがとう。
何でみんな色々くれるんだ。
[ルリから受け取ったブレスレット>>70を左手首にはめる。
制服の袖で見えなくなってしまうが、どうしようもない。
オトハを追うように、給湯室を出ようと]
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