あれ・・・・・・え!?え!?
[起き上がると辺りは真っ暗だった。
周りを見渡そうと振り向くと、白い顔が至近距離にあってびくりと肩を震わせる]
あ、そうか。そうだここは・・・・・・中庭だ。美術館の。
[いつの間にか、彫像に凭れるようにして眠っていた。
彫像の女性はそんなメイを受け止めるように、包むように、ゆったりとしたローブを広げている。
照らす明かりが月明かりのみでも、その表情は慈愛に満ちているように見えた。]
な、なんで眠っちゃったんだろ・・・・・・警備員さんは気付かなかったのかな。やっばー・・・・・・。