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――見て。
0thが死んじゃった、よ。
[一部始終を見届けたあと、のんびりとした口調で告げる]
これじゃあ下手人が誰なのか、
分からない。
[時間を戻し、単純かつ効果的に視界を埋め尽くした赤い風船が飛び去る様を、
コマ送りのように再生させてみても、
やはり何も見えない]
…不便だ。
……いや、さすがに逃げ出すのはないか。
いくらデッドエンドフラグの塊だからって。
[デッドエンドフラグそのものの行動を取るとは、限らない]
死ぬのがお役目だー、とか言ってたし。
うん、あれだ、
死ぬのが当たり前になってる存在がうっかり?生き残って、
どうなるか見ものだったんでつい。
[へんな期待をしてしまったという次第]
[青いストールがテーブルクロス代わりに揺れる、
見えないテーブルの上に茶器を置く。
揺れる琥珀色の液体はただの紅茶。
揺れる液体を椅子に座った状態で見つめる少女は、]
0th。
[はじめにこの場に現れた、霊魂]
貴方は死んだ。
[もごもごと呟かれた言葉を聞き取って答えてやる。
それでショックを受けようが取り乱そうが意に介さず。
死体そっちのけで戦いをはじめた10thと11thと、
その周囲の面々を眺めている]
――♪
[3rdの速球が11thに当たったのを見ると、
軽やかに口笛を吹いた]
しかたないね。
それだけのことを言ったんだから。
[“賭けた”相手にも容赦のない物言い。
この小間使い、基本的には若い女性の味方らしい]
あんたの目にも。
10thは奇妙な男として映るのかね。
たとえ奇妙でも、
一本筋が通っていればまあ、
それなりにかっこよくは見えるものだと思うけどね。
[自らも椅子に座ってお茶菓子――格子模様のクッキーを口に運ぶ。
相変わらず能力が安定しないので、ショッピングモールに下りて手に入れてきた代物]
……勢力図的には、
10th対11th&3rdとそこに割って入る12thとその他ってところか。
その他は2ndと4thと9th。
2ndは12thにつきそう。
4thは10thをまだ助けないのかね?
9thの動向は不明。
[屋上に集まる面々の現在の立ち位置を整理していく]
それにしても、漁夫の利だの、
10thも11thも鬼には見えないからこのへんにしようだの。
すっかり鬼が悪者みたいじゃない、ねえ?
[言葉は誰かの同意か、あるいは反論を誘うように]
ところで……。
出したはいいけどこれ、飲めるんだっけ?
[霊魂に飲食は可能なのか。
実例は記憶になく首をひねるばかり。
まあ、0thが飲むことできなくとも、
紅茶が無駄になることはあるまい**]
……一理ある。
さっきのあれはデッドエンドフラグとしては弱かったけどこれなら花丸。
[さっきのあれとは、
12thの日記監視能力の対象の移行>>+11のこと。
二日続けて1stと近い番号の者が死に落ちるのはさすがに誰か不自然に思うんじゃないか、と考えているわけで]
問題はあの場に、
10thを悪者にしてしまえ、と思い立ち、
なおかつ実行に移しちゃうような人がいるかだけど。
いないね。たぶん。
[思うのは、
他人を積極的に蹴落としてやろうとか、
自分以外は死んでもいいとか、
そういう考えの人が見受けられないこと。
そういう考えの人に次の神になられても困るという、
今の神の意思がそうさせたのか――]
7thー?
ああ、比較的落ち着いてるように見えたけど、
隠れでもしてたのか、
今の今まで動向がさっぱり不明だった人だね。
確か6thの日記でも掴めなかったとか。
[その7thが2ndと相対している現場を、――否、
殺されようとしている現場を、
彼女もまた視界におさめる]
気が合うね。
やっぱりサバイバルゲームたるもの、
小さくともそういう裏切りがなくっちゃ。
[2ndが鬼か否か分かっていないのに、
早くも勝手なことを言っている。
やがて彼女の姿は、
空間の裂け目を利用してどこかへと消えた**]
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