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― 26日・深夜 ―
ああ……
あの骨を最初に拾ったのは、君だったのか。
[ブルーシートが掛けられた空き地の前、
現れた小さな人影に、笑いかける。
もっとも、相手の意識は無いだろうけれども。]
さあ。あの子と一緒の場所に行くといい。
心配ない。すぐに済むよ。
[夢遊病のように歩む彼を導いて、
優しく小屋へと送り届けた*]
― 26日・深夜 ―
………今日は舞姫は居ないのかな。
[少年を送り届けた後、空き地に戻って辺りを見回す。
そこにはただ、昨日と同じ月光が注ぐだけ。]
もう来ないなら、残念だなぁ。
せめて、名前くらいは聞いておくべきだった。
[ほんの少し本気の混じった声で呟いてから、
ブルーシートの方へ近づく。]
[袋の中には、白い歯。
ころころと輝く、真っ白な歯]
―――少し、厄介な警察屋さんかもしれないね。
しばらく、黙っていてもらおうか。
でも、店に来た直後に失踪してもらうのは、
さすがに疑われるかもしれないなぁ。
さて、どうする…?
[制服姿を見ながら、自分と相談する。]
呪(まじな)いは、人の命を少しずつもらうから、
集める人は、多い方が良い。
さて、どうやって連れ出そうか。
ふふ。骨が見つかったよ、って言えばいいかな。
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