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[ふと、中座するテンマの姿が目に入る。]
……むぐ。またな。今日はありがとうよ。
[ササミを急いで飲み込むと、会釈代わりに串ごと手を振った。]
[前後して席を立つグリタにも、またなと声をかけ。
ふと、先ほど聞こえた話が気にかかった。]
バク転が出来るようになった思い出ってよ。
例えば、思い出の中でそれを見ていた誰かの思い出にもなるんかね?
[そんな事を考え付いたのは、もしかしたら、テンマが事務所で話していた言葉が頭の隅に残っていたからかもしれない。
しかし、そんな思いは、口に出すこともなく。]
─ 数日後 ─
[その後、何故かテンマの消息を聞かなくなってしまったのだが、思い出屋に彼が会った、という噂は流れてこない。]
……どうしちまったんだろうな。
[小腹がすいて、何か総菜でも、とぶらぶらと歩いていると]
おや、お揃いで。
[見慣れた人々の姿。]
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