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[人に会うまいかとやや警戒したように
森の中を歩いてくると、洋館の前の開けた場所に出る]
ふぅ。
相変わらずだな。ここは。
こう暑いのに柊だろうがスノードロップだろうが
おかまいなしに咲いておるわ。
向日葵も元気なことだな。
[洋館に入っていくセイジを見て]
…なんだ、同類か。
暑いというのにまあ元気なことだな…。
[それから改めて蔦が伸び放題になっている
館の外観を少し見やり]
まったく、この暑いのにこれではまるで甲子園入場だな。我輩は炎天下で野球だの応援だのは勘弁だ。
カモンといわれたから来たわけではないぞ。断じて。
[とセイジに言ってから、中を見回し]
ふうむ、笛以外はおらぬのか?
ん、おるな。
[気配、もとい菓子を食べる音のする
大部屋へと足を向ける]
[勢いよく大部屋へのドアを開け]
動くなーーーッ!!!警察だっっっ!!!
[部屋の入り口から銃を構えるように
警棒を向けた先には特に動じる様子も無く、
もぎゅもぎゅし続けるネギヤ]
…詰まらん。
[警棒をしまった]
外が暑いせいなのだ。
いやむしろ、何もない。何も無かったのだ。
今のことは忘れろ。忘れると運気がアップだ。
笛と饅頭…ん、「食っているのは餅」だ?
まあなんでもよかろう。
なんにせよまだそれだけか。来てるのは。
[近くにある紙の上にこぼれた砂糖粒から、
(こ奴、結構前から食べ続けておるな…)と
見当をつけたりしている*]
む、曲目が最近風になりよった。
というか西部警察なぞ吹いておると…年がばれるぞ。
西部警察で済むどころの年ではなかろうが。
しかし随分躁な輩だな。
笛吹きでこんな者はおったろうかね…
そもそも前に集まったときどんな連中がおったのかも
よく思い出せぬ。まあいい。
[あきらめが早かった]
■人名
野木 禾太(のぎ のぎた)
■人の姿のときの職業など
交番勤務。
めぼしい魂がないか自転車で見回ったり
年寄りに道を教えたりするわけだ。三途の川への。
実際そううまい話ではないが。
口調が替わる程度にろくな仕事ではないが、
謝礼でもらった羊羹はうまかった。
「ここにプリクラを貼ってね」って…
あるか、そんなもの。
[シートを壁の適当な所に貼り付けると、
椅子にどっかと座る。笛の音をBGMに
手持ち無沙汰そうに帽子のツバを弄っている*]
[シールをぺたぺた貼るセイジを見て]
用意が良いな。
というかこんなところまで持ってくるとは
漫画が好きなのだなあ。我輩はよくわからぬが。
シール一枚で一気に凶悪そうな印象に…
これでお巡りだとか言われても困るな…。
いや、お巡りでなかろうがなんだろうが
結局どうかと思うのは変わりないか、これは。
[無駄に広さのある部屋を眺め回して]
しかしまあ、相変わらずと言うか皆適当だな。
無駄に早く来てしまっただけか?
とりあえず、水はどこで使えるのだったか。
[顔を拭きながら出てきた]
右の蛇口はカルピスオレンジであったよ。くそ。
まともな水道は奥にあったが、
しかし前からこんなだったかね。ここは。
ネギヤの仕業か?
甘味蛇口の罠にはまっておる間に
何人かきておるな。
態々休みを取って来ておるのだし、多い方がよいな。
まあ誰がきておって誰がきておらんか、
さっぱりわからんが。いつものことか。
笛の勧誘が効きよったのかね。
集まってきたな。
老翁は、あまりそのような代で
暑い中うろうろしておると長持ちがせぬぞ。
今時分は、繁忙期というやつか。
美味いもの、ねえ。
食う輩ならおるのだがね。
いくらでも食いそうなのが…。
しかしあれが、趣向なぞ凝らすのか。
…あの蛇口の類ではなかろうな。
[既に...の中でネギヤが犯人になっている
調理場の偽蛇口のことを思い出しつつ]
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