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ルリが、鍵?
[きょとんとした顔で瞬く。
>>+95レンをちらりと見て]
博士?
[人差し指で、ぬいぐるみの首元の鈴をはじく。
渇いた音が響いた]
空は、もっともっと広いよ。
[生きた証など要らない]
[生きる理由も要らない]
[ルリのてのひらの上 白く軽い骨片は" 鍵 "]
[DNAが開く" 扉 "はずっと見えて届かずに]
――――…
[何方も独り心地にならぬよう]
[何方もお風邪など召さぬよう]
…よい旅を。
[墨色に透ける亡霊は、開かずの扉へ片手を添える]
…私は、忘れましたよ。
[肩越しに皆を…ルリを振り返るのは――――]
けれど――お祭りに、お連れするのでしたね。
[何処か手を焼く態の…すこし性質のよくない笑み。
さらり *扉の中へ消えた*]
[『よい旅を』>>+97遠く聞こえた声に慌てて振り向く]
待っ――
[羽織っていた上着を脱ぎかけるも、声掛けは間に合わず]
テンマ、さん。
[おやすみなさい?と、声とは呼べぬ大きさで呟く。
ルリにKnockerの声は届いたのだろうか。思い、一度少女を見やった。
それからしばし立ち尽くした後、閉じた扉に恭しく一礼した]
…………ああ。
[背に送るのはその一言だけ。それだけで、いい。きっと。
静かに。扉の中へと消え行くテンマを見送る。
かけたい言葉は、全てその瞳の中に。]
―――――…
[消えたあとに残るは開かずの扉。
テンマがいつか暖かく巻きなおしたマフラーにふれて。
静かに、静かに瞳を閉じた。*]
/*
生前、ビオトープに雨を降らせてみようかな、と思ってたのに忘れてた。
ドームの中に雪が降ったりとかあってもいいじゃないですか。
箱入り娘 プレーチェは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
足りないもの、一つ見つかった。
[白い指先は空を指す]
願いごとを三回、流星に。
何を、願えばいい?
[ぐるり、小さく円を描き、そこから尾を伸ばして流れ星を*模した*]
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