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……やっぱり気になりますよね?
[グンジの言葉にぱちぱちと手を叩いて喜んだ。]
どんなチョウチョなんでしょうねぇ。
あんなに叫ぶくらいですから、きっと奇麗なんでしょうね。
[座り込んでいたら握り飯をもらって黙々と食べる]
あらやだ、あたしったら食べっぱなし。
運ぶもの運んだし、アッチに戻ろうかぁ
[水分が欲しくなったらしい]
[このままでは目の前の少女に月までぶっ飛ばされるかもしれないと、一生懸命名前を思い出そうとするが、やっぱり思いだせなかった。]
ねこ?
[苦し紛れに、手にした動物の名前を告げる。腕を取られぶらーんとぶら下ったまま、猫はにゃーんと鳴き声を上げた。]
[とりあえず見物するような状況じゃない、と判断し]
おいおめえ、なにやってんだっ。
[間に入ろうと近づき、暑いのにもかかわらず
羽織っていた上着を脱いで、全裸の少年に投げつける]
変なつもりがねえなら
まず猫を放して前をかくせっ
白昼女子の前でその格好じゃ、おっかさんが泣くぞっ
ツチノコって孵化するんでしょうか……?
[グンジの言葉に首を傾げつつも、のんびりと後をついて行く。]
あらあ。みんなこんなに集まって……。
そんなにすごいチョウチョなんですか?
[事態がよく飲み込めていないまま、投げつけられた上着の匂いをくんくんと嗅ぐ。少し迷った後、ゆっくりと上着を羽織った。]
おか、さん?
[自分のことを知ってるのかな、と目を瞬く。手を離した猫が、またにゃーんと鳴き声を上げた。]
[人影にくっついて海岸に出ると騒ぎのようで
プレーチェとイマリの後から顔を覗かせた]
おっ、大胆。
[ライデンに上着を渡されているようだが、全裸なのは見て取れて]
いくらなんでも乙女の前でそれはないわよ、君。
[目を逸らさずに笑った]
[ライデンが上着を放ったのを見て、ちょっと一安心]
でも……。
[イマリの問いかけに、真剣に悩んでいるらしい少年の様子に首を傾げた]
ねこ……………って、マジ?
漫画じゃないんだからーーーっ!
[正直、どうしていいかわからなくなってきた]
[ライデンが投げつけた上着を着たのを見て、ほっと一安心する。後ろのプレーチェの様子をみようと思って振り返れば、いつの間にか人が集まってる]
みんなぁ、どないしよう、この人。
[大きくため息をついた]
…うぅ。
[人が増えてきたことと、自分に注目が集まってることに恥ずかしさを覚えて、顔が真っ赤に染まっている。涙目。お腹がきゅるると音を立てた。]
ええっと。
最初に見た時は、砂浜に倒れていたのね。
だから、あの。そーなん者とか?なのかな?
[ようやく落ち着いて。イマリの背中にしがみついたまま、おずおずと言ってみる]
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