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[すぐ傍まで辿り着けば、ネギヤは横たわり。
即座に激しいクラッカーの音が鳴り響く。
どうやらそのその音はクラッカーのようで。
鳴らした相手はコハルだと知り、彼女がソラを庇うように連れて行くのが目に映る。
追いかける気持ちは毛頭も無く。
ネギヤとソラは無事かと思う反面、後ろから追いかけて来るであろう1stへ顔を向けた。]
[1stの方へ顔を向けようとすれば、今度はお返しとばかりに彼の体当たりをくらい吹っ飛ぶように後ろに転がる。
左腕を庇いつつ即座に体制を立て直し、息を切らしながらも1stに向かう]
この状況で「待て」と言われて待つ馬鹿って幾ら呑気な奴でも居ないと思う。
[右手に握る鑿の先を1stへ向けながら、屁理屈まじりに返事を返した。]
時間と言われても、ね。
もしかしたらそっちの時間かも知れないよ?
[1stの言葉に何となく嫌な感覚が過ぎりながらも抵抗の意思を見せ]
あー
………君、鬼?
[薄暗くなる店内、相手の姿も見えにくくなる。
本当に鬼ならば遠慮する事は無いとタカを括る。]
僕、生きたいんだけど。
[何故生きたいのか、理由は言わない。
きっと説明してももう聞く耳など無いのだから。そして踏み込む覚悟を決めて少しずつ距離を近めにじり寄った]
[薄暗い中、1stが苦笑する様に見えればこんな状況なのにつられてこちらも苦笑する]
…そうだね。
理由なんて無いよね。
こういう形で会いたくなかった。
もっと話しておくべきだったかも。
お互い恨みっこ無しって所なのかな。
残す言葉?
普段なら冗談で言えるだろうけど…
遺言なんてごめんだ。
[お互いの武器は相手を掠めながら、会話は続き]
…じゃあ、生きてみせる。
[そう告げれば、背負う鞄を1st目掛け投げつける。それに気を取られたなら即座にお返しとばかりに、1stの喉目掛け鑿を差し込もうとした。]
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