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これ、落ちていたけれど。
[駐在所。
地面に散乱していたダーツセットを拾い集めて、顔馴染みの駐在員に渡す。
品物を見て訝しげにする相手に、小さく笑った]
聞かれてもわからないよ。
子供が遊んでいたんじゃないか。
[書類を差し出されて、椅子に座る。
自前のボールペンを手にして]
思ったより、面倒だ。
まあ、一割貰えるかもしれないのか……。
[欲しくもなさそうにそんなことを言いながら、
嫌がらせに職業の欄にうみんちゅと書いた]
[古めかしい町屋作りの建物。
軒下に掛かる『夢美堂』と彫られた木の看板。
いかにも、という店構えに相応しく、
怪しげな骨董品が所狭しと積まれている。
そんな店先に、着流し姿の男がひとり。]
暇だね、ハナシロ。
[椅子にだらりと腰掛けて、視線を横に落とす。
声を掛けたけれども、ひなたぼっこ仲間の白猫は、尻尾の先をはたりと揺らしただけ。]
…ああ、暇だなぁ。
[白猫との会話は諦めて、
売り物のはずのビードロを銜え、
ぽこんとひとつ*鳴らした*]
[風が運ぶ幾つかの音に、ふい、と視線を移ろわせ。
ポケットから出した携帯灰皿に、ととん、と灰を落とし込む]
……さて、んじゃ俺、煙草買いに行ってきますわ。
[呑気な口調でさらりと言って、歩き出す。
どこかで鳴っていた電話の音は、例え気づいていても、きっと素知らぬ振りのまま**]
ちりんちりん。
[自転車のベル]
おなかすいたー
[腹の虫の音]
でももう少し、が む ばる。
[シロツメクサの花冠
空き地で少女は花を摘む]
あんまりないねー
[あんまりじゃなくて、ほとんど咲いてない。まだまだ寒い冬の空き地。
ぐるりと見回して、見つけた白いものに駆け寄った]
……なんだこれ。
[首が大きく傾いた]
[空き地からの帰り道。
抱く羊のぬいぐるみの首には緑ばかりの花冠]
モコにもいっこ。
あれにもいっこ。
[靴はどろどろ。
指はくさくさ]
アンにもいっこ。
もういっこ、誰にあげようかなー
[少女の分はないけれど。
満足そうな表情で]
……は、はくしょーい。
[くしゃみをひとつ**]
―― 駐在所 ――
拾得物預かり一件。はいはい。
早朝と夜とに警邏。はいはい。
[本署の警官、駐在所員から引継ぎを受ける。]
…重点見回り箇所。はいはい。
そういえば、鉄条網でぐるぐるでしたね。
あれじゃ却ってあぶなかアありませんか?
子供なんざ、どう叱ったって入り込むでしょうに。
[本署の警官、傍らの窓から空き地を見遣る。]
以前に何かあったとか――…?
[本署の警官、些細な詮索。
駐在所員と、世間話にも近いやりとりが暫し。]
――おっと、巡査。
あまり長く話し込んでは奥さんのご出産に
間に合わなくなってしまいますよ。
何かあったら、本署から応援も来るでしょう。
こちらは自分が留守居をしますのでご心配なく。
[本署の警官、7人目の子供が
生まれる予定の駐在所員を急かして送り出す。]
いってらっしゃい、奥さんによろしく。
さて、拾得物預かりが一件か。
[本署の警官、事務机に向かう。]
…
うみんちゅって 何だろ
[次に届く拾得物は、たぶん件の*頭蓋骨*]
[慣れた道。角を曲がると見える店構え。
店前に飾られた年季の入った蓄音機は、
代々継ぐものではなく、
以前、近くの骨董品店から購入したものらしい。]
ただいま、"わたし"。
[初めて紅を差した、在りし日の。
少女の花嫁姿に声を掛け、表玄関から中へ。]
お婆ちゃんの所から、ジャムパン買ってきたの。
スカシカシパンの方が良かったかしら?
[コートを脱ぎ、小さな手提げ袋をテーブルへと載せる。
甘いものの誘惑に、二人と一匹がひと所へ集まる。]
ねぇ、おかあさん。
あのね、雑貨屋と駐在さんの間にある空き地にね、
…ううん、なんでもない。
あ、わたし、手を洗いながらお茶、淹れるね?
[立ち上がり、台所へ。
その後は、とっぷり日が暮れるまで。
何事も無かったかのように、雑務へ打ち込んだ。]
へぇ。あの空き地に、ですか。
[常連の客と、店先で立ち話。
煙管を燻らせ、煙をぷかり]
さぁて。誰かの悪戯でしょうか。
質が悪いとしか言えませんけどねぇ。
[人当たりのいい笑顔の下で、
そっと目を細める]
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