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ー 3F 登山コーナー ―
[下駄を脱いで、明かりを漏らさぬようにタブレットを腹で隠す]
[日記の未来を、相手が故意に覆さないのであれば]
やぁ、マシロ。
いるんだろう?
麦チョコやったネギヤだ。
[漠然と声を投げる]
ー登山コーナー ―
[ひらひらとしていた下駄をおいて履き、顎にタブレットを挟む]
ああ、おいらと10thが情報交換をしていたら、3rdのクルミちゃんに立ち聞きされていて、ちょっと険悪な感じになったんだな。
で、面倒くさいことになりそうだからお言葉に甘えてとんずらこいてきたと。
[ざっくり話して]
10thはやる気なんだな。本気で、ちーと日記を持っている連中を相手に戦う気なんだな。
[こくりと頷いて]
ん――0thのことが心配なんだ?
そうそう、鬼のこと。
[そう頷いて]
うん、おいらも鬼が逃げ回ってて見つからないのは困るんだな。
でも、まぁそれができないように、誰か1人には同行が筒抜けになるようにできていると思うんだな、この日記。
[そう頷いて]
0thが鬼?
[その可能性も否定できない。ただ――95%死亡フラグ。死ぬ為に生まれてきた、同じ用途の村人の絵。その彼女と顔も名前もそっくりだから。その可能性をまるで思いつかなかった。]
そうだったんだなー。可能性はあるんだな。
[小さく首を振って、頭を叩く]
おいらも死にたくないなぁ。
妖精やら精霊やら魔法やら幽霊やらがいない世界って、味気ない…。
だから、もしマシロが勝って、おいらが死んでたら、神になるやつに、世界をよみがえらせてくれるようにお願いして欲しいんだな。
ダメ?
うー、よく知ってる人にそっくりだったから。10年来の付き合いで、それでおいらと同じく、必ず一番最初に死ぬ人で、同じように数千回死んでる妖精友達。
[何となく親近感、を説明するのは難しい]
よし、じゃあ、おいらが勝者になって神様になることがあったら、マシロの世界の復活ができるかためしてみるんだな。
[いいこと思いついたと子供のような顔で頷く]
うん、おいらたちは何だろうな、ゲームの登場人物みたいなもので、一番最初に死んで、「ここに悪い魔物がいます」っていうのを皆に教える役なんだな。
おいらたちが死ななければゲームが始まらないんだ。
[と、簡単に人狼ゲームのダミーの説明をマシロにし]
うん、お互いをお互い狙わないってだけでありがたいんだな。12人全員といがみ合うのも大変なんだ。
[ため息をついて]
[タブレットを手に持ち、ディスプレイの明かりで目当てのものを探す。
それは登山用のヘッドライト。陳列品の棚から箱を出し、スイッチを入れれば]
ついた。
[それをマシロに差し出し、自らはもう1本箱から出し、頭につけ、明かりを消した]
これがあれば、両手がふさがらずに明かりが工面できるんだな。
死ななくてもわかる魔法の使い手もいるけれど、結局死なないと誰も本腰入れて魔物を探そうとはしないんだな。だってその魔物は、人に化けることができて見分けがつかないんだから。
今のおいらたちだって、誰が鬼か区別がつかないだろう? そういうもんなんだ。
[そう解説し、鬼だけを落としたいという言葉には同感とばかりに頷いて]
うん、これは魔法じゃなくって、科学っていう技術なんだな。
ここを押すと、つく、けす。
[そうライトのオンオフの仕方を教え]
おいらのいた世界は、こことよく似たようなところだったからな。
マシロや11th、それから8thはなかなか慣れるのから大変そうなんだな。
平和、だったからなぁ。人に化ける魔物が、おいらたちを殺すまでは。賊とかも別に襲ってくるわけでもなかったし。
[そう首をすくませて]
あと、これも大事な話。おいらの日記で、0thの死が予知されてる。もちろん下手人はおいらじゃない。誰が殺すと思う?
まぁ死ぬといっても、おいらたちは何度でも生き返るからなぁ。これは本当の、マシロたちが捕らえている死、とは違うかもしれないんだな。
[そういう意味で、ネギヤは本当の死に触れたことはなかった]
次の行動ぐらい、かぁ。事故の回避とか大変そうなんだな。
[と、そんな感想を漏らす。」
クルミは…うーん、立ち聞きするのも物音たてていたり、うん、あれが縁起だったらあざといんだな。
[真剣にそういって]
そういえば、もう片隣の1thとはあった?
もっと考えていることとかも日記にかかれればいいのになぁ。
そうすれば、0thや3rdが鬼か鬼じゃないかとかあぶりだせるのに。
[嘘をいうもの=鬼とすれば、それだけで一気に7人くらいに非鬼が決まるというゲーム思考]
やっぱり、隣が筒抜けだと1つ飛ばしでフォローしあうように組み合うようなんだな。
…さて、おいらはぼちぼち0thの死を回避できるかためしにいくけれど。マシロはどうするんだな?
― 5F フードコート ―
[ボイラーを沸かしてうどんをゆでるだけの簡単なお仕事。
腹は減っては戦はできぬと、暖かい御飯。
それをマシロに振舞い、自らも3玉食べた]
― 5F フードコート ―
[腹ごしらえが済んだなら、タブレットを流し読む。
0th の行動が記されているが、マシロにそれを読んで聞かせることはせず]
待ち伏せにいくんだな。――屋上に
― 屋上 カフェテラス前 ―
[野外のベンチで毛布に包まる0th を、寒さで身を震わせながら、カフェテラスの影からその様子伺っていた**]
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