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何で、君が――
[クルミがくる未来を「読み取れていなかった」顔をして。]
[ナイフが刺さった]
["袖"の下―― 輪切柑橘系のロゴが背中に入った、タブレットに]
[――ゆっくりと、信じられないという顔をして。
太った男はうつ伏せに倒れた]
[
日記を壊されたものは死ぬ。
その言葉通り―― かがみこむクルミに反射の挙動なく、静かに横たわっていた
]
[掴んだ腕はそのまま地面に落とさせる。
もう片手が、落とされたナイフの背をつかむ]
なぁ、クルミちゃん。
君が死体をどうこうするような子だってことは、知りたくなかったな。
君にはきっと、壊れていった世界のことも、壊していった世界のことも、そういう風にあつかう子なんだって……
[さびしそうに、そうもらす]
[今もみしみしと軋む手から、ナイフを奪う。首からは血が流れ、白襦袢を朱に染めた]
1度はおいらを殺しておいて、綺麗な手とかまた酷い話だよ。十分に汚れているよ、其の手。
[地面に縫い付けるように力を込める手を引き、クルミの背へと回ろうとする。分かりやすい羽交い締めの手法]
クルミちゃん。
じゃあ、君はそのために、自分が死んでもかまわないのかい?
皆が皆、元には戻らない。
どこか世界に、生き残った誰かはかえらない。
君は、違うだろう? 1stとの話は全部知ってる。君らが何を約束したのかも。
友情も仲間も信じあいたいと思っている君が、「この世界」の神になんてなりたいなんて思わないだろう?
君には帰るとこも、愛を伝えたい人も、喜びを分かち合いたいひともまだまだいる、子なんだろうから。
それじゃ、おいらの願いは背負えない。
いやいや、死んだんだな。おいらはゾンビ妖精になっちまったんだな。
[わざわざダミー日記をそこの家電屋で用意したなどタネは明かさない。
本物は懐の中というのもだ]
きれいだな
[もう片手を押さえる前に逃げられる。刃物を出すのを目にすれば――、握った手を辿るように、もう片方の手、その手のナイフがクルミの首筋へと伸びる。今すぐ切り落としはしない。宛がう]
んで、幼い
[自分が姿を消してしまったら。
それは、元通りではないのだと。
持っているのに、失おうとするものに気付かぬ彼女を見る目は、寂しげで]
[3rdの言葉がまことであれば。
願いは自らと一緒。
だからこそ――誰にも代わってはもらいたくないと、代わりがいる妖精は思うのである。
自ら帰る席のある子には、なおさら]
[そんな胸中を吐くこともなく。
首を押さえることができたなら]
[1stに取引を持ちかける気だった。
命の取引を]
[奪った包丁がクルミの首を、華奢な果物ナイフが傷を狙う。片手はつないだまま、足を使って果物ナイフを持つ腕を地面に縫いつけようとする。
柔道の寝技に似る]
幼いのは、クルミちゃん。君にはおばあちゃんやら友達やら、野球か何かやってるんだったらチームメイトがいるだろ?
その子らにお別れも何もしないで忽然といなくなってもいい、って思ってることだな。
酷く目の前に大きなことを投げ出されて、何だってやっていい、ってそう、お前さんはただ自棄になってるように見える
[ナイフの刃が返り…]
[足がナイフで削れよう、だが、首の押さえがなくなれば]
こういうところが自棄なんだな。
チェックメイト。
[返した刃、包丁の背でクルミの首を殴打す。意識を刈り取るように]
[ナイフを蹴る。血のついたナイフが尾を引きながら床をすべる]
目の前にあることだけ全力でいられるっちゅーのも若さかなぁ…
[稼動10年。妖精はそうほざく。敗れた袖を引きちぎり、まずそれで意識の落ちたクルミの手を後ろに縛る。血にぬれた綿は無駄に強いだろう。
それから、足も。]
[ここでようやく、日記を見た]
[本物の日記は懐の中。
これから死ぬことを知るものの名前に、目を通す。
「3rd の日記 タブレット端末を手に入れる」
もう一つの命ともいえるべきものを、彼女の体やら荷物をべたべた触ることなく位置が特定できるのが、未来日記の便利なところだった]
ちぃ、と、こいつはマズったな。
[ますますクルミを殺すわけにはいかなくなった。
ますますクルミを死なせるわけにはいかなくなった。
たとえ命が狙われても、だ]
1st の日記がそろそろ復活しちまう…
まずった、なぁ。
[クルミに猿轡はかませなかった。
流石にそんな便利な布はもうない。
傷の止血に足に布をきつく縛る。首を強く圧迫する
果物ナイフ、布の摩擦である程度刃は死ぬといえども、首の傷と合わせての失血で、めまいがする]
[何かが棒はないか、と手を伸ばせば――見覚えのある棒だった。
11thの使っていた杖だ]
殺さない。殺せない。
クルミちゃんをここで殺せば、「鬼」退治でのゲームエンドがなくなる可能性がある。
それだと、おいらが困るんだよ。
――ゲームエンドの生存者は、「神」になれるって触れ込みだけれど
おいらは、敗者側にその権利が等しく与えられるのか、ってーところにかなり疑ってかかっている。
狼と羊のパズルってやったことあるかい?
[狼と羊が同数になれば、かのパズルでは羊は皆食われてしまう]
だから、ゲームのうちは、おいらはおいらの役割を真っ当するまでさ。
悪じゃねえかもしれねえが、敵なんだな。
ゲームルールの上じゃ。憎いから殺すわけでもない、卑怯だから殺すわけでもない
そうしねえと、鬼じゃねえほうが勝てねえから、戦う。
そんだけなんだな。
[絆されているのは知っている。
クルミの言葉を聞き流す。
3rd日記はクルミが陶器の破片で長い時間頑張って縄をちぎるということも、それで怪我をすることも、実にクルミの主観で述べられている]
[それを気にするわけでもなく、ネギヤは暗くなった4Fから姿を消した。血の跡はエレベーターに続いていたが、エレベーターの箱からは外に*消えた*]
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