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私さんが三分ヒーローあきらめてらしたので自前描写!
ネタにマジレス陣営は無茶振りにもくじけません。
チカノメモ>こちらこそ手抜きでごめんですよ…
わら半紙入れたほうが実際わかりやすい
まさか本当に出て行くとはな…ハハッ!
[アナウンスに急かされ、友人に促され。
名指しされた少女は、少し躓きながらも迷わず走り去る。
見送る姿に、憑りつく者は美しく笑む。
涼やかに、声を高らかに。]
更におひとり様、ご案内いたしました。
お客様、よきお時間をお過ごしくださいませ。
――永遠に。
[生首だけになった少女の姿を見遣り、目を細めた。
扇状に広がる美しい髪が印象に残る。
嗚呼、そう言えば先に案内をした少女も。
美しい長い髪だったと知る。]
さぁて、次は…
[残された少女の顔を見て、目を細める。]
[疑心暗鬼――
5人居た時には選択肢を減らすという言い訳をしてチカノの言葉を信じ、3人になると漸く、"本当にそうなのか"、という考えが首をもたげはじめる。]
でも、サヨちゃんを違う、って言った……
[そのサヨは、消えてしまった。
少なくともサヨが違うということは正しかったはずだ。
自分にとって自分は潔白だ。
マシロを"そう"だと判じたことは、意味を返せば自分を"そうではない"と言ったことになる。]
だっさ……
[チカノを疑う要素を探している。
さりとてマシロを信じる要素を探すわけでもなく。]
追いつめられると、
ほんと、自分のことしか考えられないんだね…
[呆れたように自らを分析し、しばし思考の*渦の中*]
[ふと、私は誰かに呼び起されたような感覚に、両目を開けた。
目覚めた、という表現が正しいような気がしたのはなぜだろう。
不思議に思いながら辺りを見渡すと、私は「私」の内側から周りを見渡しているような違和感に襲われていた。]
チ…カノ? それにワカバ…。
あれ? サヨは? ナオは? それに――アンは?
[確かにさっきまで傍にいたはずの姿が見えず。
私は不安げに声を上げた。
しくしくと、パンプスの中で足先が痛む。]
困る…? 捕まえた? 鬼の…部類?
チカノ、何を言ってるだ?
[理由が見えず、戸惑い声を上げるもどうやらチカノ達には聞こえないらしい。]
やだ…、こわい… 怖いよ、チカノ…
[迫りくる無限の恐怖に私は震えながら、肩を掴むチカノに縋るような視線を、声を投げかける。]
アン、ナオ、サヨ…、
[名前を呼ぶ]
ワカバ…、チカノ…
助けて…!!
「私」を捕まえているなら、ここから助けて!!
[恐怖に震える私は、皆の名前を力の限り*叫んだ*]
行ってくるねっ。
[そう言ったつもりだったのだけれど、まともに声がでていたかどうか定かではない。]
[一つ上の階に走り出そうとして]
あ痛。
[何かに蹴つまづいた。
振り返ると]
───っ!!
…………サヨちゃん?
[蹴飛ばしてしまった少女の自分を見返す目が、少し恨みがましく見える。]
ごっ、ごめんね、……その、いたかった?
[撫でてさすりたいのと怖いのと。]
チ、チカノちゃんの落とし物とってくるから。
アンちゃんも──連れてくる。
[危うく、アンを「持ってくる」と言いそうになってしまった。]
待っててね!
[一つ上の階への階段に向けて走り出す。]
[転がって見上げる無機質な天井。
手も足もない。立ち上がれない。
ワカバは立ってくれただろうか。
混乱のなか、そんなことを想い。]
ナオ …ううん。
[首から下がないから被りを振れない。]