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[そういえば、とここに来る瞬間に手にしていた携帯をぱかんとあけてみた。
点滅する画面には、「7th ザクロは5階に行く」とプレーンテキストが表示されていた]
…ん?なんで?7thって…私?変な携帯…。
それに、こんな所で「殺し合い」「神」?
夢でも見てたのかしら。
[あまりにそぐわない光景に、狐につままれたような顔で階段を上る
→5F・フードコート]
[階段途中にあるフロアマップを手に、携帯でカシャリと一枚。
携帯電話なんてどれも同じ。操作するなんて簡単だ。
あたしのスマホは、電源保持の為に切ってある。
そしてたどり着いたフードコート]
ここにきて何しろっていうのよ。わかんないわ。
とりあえず…殺し合い?っていうなら…武器とか、必要…なのかな。
[ちらり。見るのはテーブルの上の調味料類とカトラリー。
暗器の意味では便利かもしれない。
誰も居ないテーブルから、幾つか失敬してバッグにねじ込んだ]
あと…
って、あら。これもしかして、あの子かしら。
[携帯に、「8thが和服を手にする。そして捨てる」とある。
7thが自分なら、8thはあのヘンな子だろう。
自分らはナンバリングでもされているのだろうか?]
いやぁね。ここ、人がいるのよ。
ゲームの前に逮捕されちゃいそうね。
でもここに私は長居は無用ね。
ちょっとこの服、なんとかしないと。
[携帯には「下の階へ向かう」とある]
[向かう先は服飾売り場。
こんな格好じゃ動けない。
舞台衣装だから、破るわけにもいけないし。
手にするのはキャミソールとデニムパンツとスニーカー。
そして、クラッチバッグじゃ手がふさがって仕方ない。適当にウェストバッグも一緒に]
これ下さいな。そこで着替えるわ。
えぇ、ありがとう。
[クレカで御代を払おうとしたら受け取らない。えぇ?これは窃盗?いや、違うの?これがゲーム?
着ていた服はコインロッカーに放り込んで、しばし2Fを物色中]
やだわ…これ、人にあったら即殺されるとか、ないわよね?
[隠れてどぎまぎしていたけれど、皆も戸惑っていたように思う。
だから、一触即発のようには…ならないと思うのだけど。
けれど世界が違うという。なら、感覚だって違うといってしまえばそれまで。
急に実感がわいてきたかのよう]
…とりあえず、上かな。雑貨とか…本とか…なんか、便利そうなのあるかしら。
[誰にも会わずに今の今まで時間を過ごしていた。
雑貨売り場で入手したのは携帯とスマホの充電器。
これで当面は大丈夫。
ぱかりと開くとあまりに多くの文字が入ってくるから、
幾つか読み飛ばした。
自分の行動は表示されない。当たり前だ。動いていないのだから]
……。ヘンなの。
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