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― 入店前・自宅 ―
・・・またあのキショイ店に行くのか。
仕事とはいえ、嫌だな・・・。
本来、あーゆう施設の偵察はアンドロイドにやらすんじゃなかったのか?
いくら家が近いからって、なんで俺が・・・
[ブツブツ言いながら昨日の報告書を送信する。]
唯一の救いは、あの店のコーヒーとホットサンドだけだな!
(しかし・・・まるで解らないな。
どいつが人間で、
どいつがアンドロイドか・・・。
いや、もしかしたら全員人間かもしれないし、全員アンドロイドなのかもしれないんだけど・・・)
[全員アンドロイド、という発想に、寒気がした]
[携帯から、自分のPCに来たメールをチェックする]
(最初の調査対象は・・・。あーあの、いつも朝早くにくる、ふっくらした奴・・・
ネギヤとかいうアンドロイドか。半年もここ通ってるって・・・。ログを不信に思った持ち主から倫理委員会に通報があるのも解るわ。)
[腰掛けて辺りを見渡すと聞こえたテレビの音。
昨日の穏やかな雰囲気は変わらず。しかしどこか見え隠れする張り詰めた空気に、人知れず漏らす溜め息。]
取り上げられるだなんて…。
仕事の邪魔をしたいのかなあ? あの組織。
[咎める口振りとはうらはら。さもどうでもいいような声色で]
種の破滅に…、肉体不要の愛情、かな?
[聞き盗んでは、呟く独り言。]
倫理委員会の考えてることなんて…
[ちらりと視線を落とす、電子文字盤。
噤んで]
最初の調査対象は…あの人、か。
アンドロイドに魂が宿るなら――…
[手許の端末、指でなぞり]
アンドロイドは嫌い?
[同じ空間の、端末の向こうに居る者に尋ねる、問い。]
>>*9
[届いたメッセージを確認し、短いレスをする。]
別に。便利とは思ってる。
[少し考えてからゆっくりと指でなぞる]
ただ・・・
[光る電子文字。返る言葉を眺めて、店内に響く少し乱暴な収納音を耳で重ねる。]
確かに…、その考え方には部分的に同意かな。
ただ僕は…、
[その続きは、語ることなくコーヒーの*渦の中へ*]
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