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…多いな。
その人数で殺し合いって事は無いだろ。
12thは…ん?
2ndと居て…0thを追っている、らしい?
[見下ろした日記にはまだ屋上とは出ておらず
どういうことだ、と、首をひねった]
そうだな、行ってみるか。
あんまり離れるなよ。
[そして、階段を上がりながら、
少し自信なげにぽつり、零す]
生き残る…事を考えるなら、
考えなきゃなんねぇのが、鬼だ。
単純に考えて、
3人ならそいつらをやるのが一番近道だ。
だが、それは…7人までだ。
7人になった時に鬼が3人いたら、
鬼の側に着くほうがその後が早い。
…計算、 あってるよな 。
[いかにも苦手だ、という風に話を続ける]
…俺はさ、クルミ。
出来るだけ沢山で生き延びたい、って
あんたの考えはいいと思うし、凄いと思う。
貫いて欲しい。
でも俺は頭が良くないから、
そんな方法考えつきそうにねぇ。
あの球をどつくってなら話は早ェんだかな。
この計算が精一杯だ。
…で、今はさ。
お前とカノと、どっちかが鬼でも。
俺は、守る気でいる。
[低い声は、ハッキリと伝えた]
難しい事、苦手だ。
ただ護るモンを決めるのが、
俺は、性に合ってる。
だから。
間違っていたら、言ってくれ。
[少し、恥ずかし気に添えた*]
…―――、
[これで、彼女の世界は壊れたのか。
そこに存在する命全てが消えたのか。
広がる赤の色に、自分の世界の顔が浮かぶ。
更に眉を険しく寄せて。
どれくらいの時間、死体とその側の12thを見つめていたかわからない。
ソラは、不意にくるりと背を向けて。
屋上から降りる階段へと足を向け
上がってきた顔に立ち止まった]
…あ、あぁ。
そうだな、眩しい。
[空の色の変化にすら気づかずにいたのか、と
自分に対して、心の中で舌打ちする。
それから 10thの方へと歩み寄り―――]
…丁度良い。
聞きたい…というか。
聞いて欲しい事がある。
[声を潜めた]
…普通?
お前の所には太陽は眩しくねぇのか?
[不思議そうに言ってから、少し言葉を探す。
正しい言葉を選ぶ作業は、苦手だ]
まぁ…俺なりに考えた事があってな。
あんたが、クルミに頼んでいた話だ。
あんたが死なせたくない相手、ってのはさ、
同じようにあんたを死なせたくないって
言っている、のか?
[相手を問う言葉は出さない。]
ふぅん。
俺の所と真逆だな。
[太陽の力を借りて生活をしている。
遠いなんて想像できねェな、と呟き
続く言葉には、首を傾けて頷いた]
そうか。ならいい。
[眉を険しく歪めて。
それだけだ、と 低い声で呟いた]
…取り戻したい?
何を…なくしたんだ?
[言葉に開く間には 息を止めた。
紡がれる言葉の先を、低く促す。
聞かれた問いには、少し考える素振りの後
こくりと、その距離のまま頷いた。]
…そうか。
あんたの世界では、見えないのか。
俺には空がない世界は想像出来ねぇから、
分かる、とかは言えねぇけど…
…そんな顔するような願いじゃ
無ェんじゃねぇか?
[バツが悪そうな顔は、子供じみているとでも
思っているのだろうか、と 不思議そうに
レンズの奥を怪訝な顔をして見遣った]
…何だ?
散々勝手な事を言っていて、
名前と同じものを褒めるのは照れるのか?
―――可笑しな奴だぜ。
[あんな下ネタも言うのに、と、
不思議そうにまた言ってから。
続く数字と言葉に、すっと目を細めた]
…殺しに来た、の間違いじゃねぇのか。
[ポールを構える様子に半歩下がる]
これでも仲間内では弱気な方だぜ?
[棒の先、小さな円。
こちらの杖は先に紅い石が嵌っているから
間合いを狂わせるなんて芸当はできない。
また、半歩下がる。
長杖を自分の前、ななめに構える。
階段を9thが上がって来ても、今は気付かない]
[進まれる足をチラと視界に入れて
もう一歩、後ろへ下がろうと腰を落とした時]
…はぁ!?
関係無ェだろ、っつ、
[言われた言葉にテンポ崩し
ポールの先が ガリ、と顎の肌を削る。
咄嗟に地面を蹴り後ろへ飛びつつ
手にした杖で、ポールを横から強く叩こうと
ブンと空気を切った]
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