81 Dancing On the Edge.
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有翼人 アイノは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2011/09/29(木) 23:33:16
有翼人 アイノは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2011/09/29(木) 23:45:03
有翼人 アイノは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2011/09/29(木) 23:53:03
[歯を食い縛り、窓辺へ寄る。
レーメフトが壁を駆け降りるその先に、追い続けていた男の姿があった]
あ、……待って!
[手を伸ばし、その背に声を掛ける。
制止の言葉は届かぬだろうと知りつつも]
くっ……
[或いは、それは絶好の機会だったかもしれない。
飛び掛かる男の背後から、彼ごと標的を貫くならば。
だが、その手は弓の代わりに窓の縁へと掛けられ。
ずるり、軽業師の後を追うように、動かぬ左脚を持ち上げていた]
(1) 2011/09/30(金) 01:02:05[街のどこか]
有翼人 アイノは、緩慢な動作で壁を降りようと**
2011/09/30(金) 01:02:24
有翼人 アイノが接続メモを更新しました。(09/30 01:06)
あ、……
[レーメフトへ殺到する、金属と硝子の縒り合わさった槍。>>2
窓の縁に手を掛けたこの状態では、どうする事も出来ない。
それはレーメフトの高温の身に触れ、極彩色の火花が散った>>5]
…………!
[思わず目を閉じ、壁と向かい合うようにして顔を背ける。
そして光が収まる頃には――全てが、終わっていた>>8]
死……んだ……?
(9) 2011/09/30(金) 02:18:10[街のどこか]
[憎むべき相手の死。
だが、それが他者の手によって為された事により、虚脱感に襲われ手が離れそうになった。
それでも、壁にへばりつくようにして、どうにか地上まで辿り着き]
あ……たしの……
翼……報い……。
[ふらり、と近寄る視線の先。
標的の心臓が、赤黒き林檎の如く、その姿を晒していた**]
(10) 2011/09/30(金) 02:18:49[街のどこか]
有翼人 アイノが接続メモを更新しました。(09/30 02:19)
有翼人 アイノは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2011/09/30(金) 02:25:27
有翼人 アイノが接続メモを更新しました。(09/30 02:47)
有翼人 アイノが接続メモを更新しました。(09/30 20:25)
[死んではいない、と。
濡れた手>>19が揺れ語る意味を、地上まで降りて漸く知る]
まだ――動いてる。
[胴が蠢き再生する様>>20を、目の当たりにしていた。
そしてその生命の中心、情動の臓器は、その存在を誇示するかのように。
肉体を失っても尚、脈動を続けていた]
嗚呼――
[差し出されたその実を両手に受ける。
切れた動脈から溢れた血が、白い手指を瞬く間に染めていく。
生であり、同時に死でもある温もりに、今初めて触れていた]
(23) 2011/09/30(金) 21:22:27[街のどこか]
[血と砂埃に塗れたブーツを脱ぎ棄てる。
裸足の足裏がぴちゃりと音を立てる。
そのまま無事な方の足を、閉じかけた蕾>>22に捻じ込んだ。
震え再生する臓器は、艶めかしく絡み付く蛇のよう]
は……ぁ……
[――遥かな昔、ヒトは知恵の木の実を食した罪で、楽園を追放されたという。
楽園を追われた先に辿り着いた場所がここならば。
楽園に二度と戻れぬ翼人が為すべきは――]
(24) 2011/09/30(金) 21:22:57[街のどこか]
[ぐちゃ り]
[両手で掲げ持った罪の果実に、大口を開けて齧りついた。
果汁が口を、喉を、胸を伝い落ちていく]
んくっ……
[穢れは喉を通り抜け、苦く、熱く、全身を駆け巡り融けてゆく。
そしてその熱が集約するは、右手の甲]
あつ……っ
[浄化の力を示す聖痕は黒く灼け、原罪の烙印へと変じていった――]
(25) 2011/09/30(金) 21:26:28[街のどこか]
有翼人 アイノは、気が付けばその身は、視線の只中に独り残され**
2011/09/30(金) 21:26:37
[果実を咀嚼し、嚥下する。
後に残るは、口元をはしたない紅に染め、天を仰ぐ姿のみ]
ああ――……
[血が巡る。身体に漲る。
或いはそれは、組成が組み変わる感覚であったか。
天人から、堕天へと。
細胞が、穢れていく]
これ、は……
[ふと視線を下ろせば、自身の足元から這い登るように伸びていく血管の群れ。>>27
取り巻くような緩い螺旋>>29に、生の臭気と温もりを感じた]
(32) 2011/10/01(土) 00:30:42[街のどこか]
なんと――醜い。
[言葉とは裏腹に目許を緩め、螺旋の生の部分に指を触れる。
己の一部として取り込んだ血肉と、同じ生命を共有していた樹。
瀝青と血に塗れ生き延びた自分と、それは近しくも思えた]
(33) 2011/10/01(土) 00:30:59[街のどこか]
[寄りそう堕天と生命の樹に、遠くより向けられる視線があった。>>30。
緩く、別れを惜しむような動作で振り返り。
無粋なる輩に向けるは、慈愛の微笑み]
――可哀想に。
[両腕を、"視線"に向かって差し出す。
引き金>>31に指が掛かったその瞬間、堕天の乙女の姿がぶれる。
前に向かって一歩踏み出し、傷の痛みによろめいたか。
だが、確かに胸の中心を狙ったはずのライフルは、服の切れ端を散らすだけで通過した]
そんな銃器を振り回していては、生命の温もりは伝わりませんよ?
[銃弾に怯む様子もなく――どころか、撃たれたとも気付かぬ素振りで、尚も一歩"視線"へ近付く。
焦った手付きが、次弾を籠める音が聞こえた]
(34) 2011/10/01(土) 00:31:19[街のどこか]
さあ――もっと近くで――
――冷たい死を迎える前に――
――触れ合いましょう?
[微笑みながら近付く乙女に向けて、次なる銃声が響き渡る――**]
(35) 2011/10/01(土) 00:31:53[街のどこか]
[足を離す間際、縋るように絡み付く血管の熱を感じた。
生命の中心を喪ったものの、残された細胞の群れは未だ朽ちることはなく。
むしろ、己の生命の行き先を探るかのように、細胞の寿命の続く限り果実を食した者を追っていた]
あなたたちも――さみしい?
温もりが、恋しいの?
[言葉に対し返事はないが、細胞の蠢きを肌の上に感じたなら拒みはせず。
"彼ら"の生命在る限り、共に熱を分け合うだろう]
(46) 2011/10/01(土) 02:32:31[街のどこか]
――これも、あなたたちの意志?
[尚も成長を続ける樹>>44を一度見上げる]
まるであたしを、護っているような。
[歩を前に進めれば、こちらの意志を汲み取ったかのように、編まれた枝がざわりと蠢き。
螺旋の裡から足を踏み出せば、こちらの脇へ付き従う]
いい子……。
[瞳を細める。
その一瞬、視界から外れた前方では、力無き人間が悲鳴を上げていた。
零れ落ちる、無数の金属の刃>>45。
それに抗せる者が、どれだけ居たか]
(47) 2011/10/01(土) 02:33:16[街のどこか]
泣かないで?
[腕を断たれ悲鳴を上げる男に近付いて。
動作は緩やかなれど、頬に触れるは有無を言わさぬ動き]
愛し合いましょう?
[右手で赤褐色の髪>>31をかきあげ。
左手は、せめてもの抵抗とばかり跳ね上げられたライフルを、静かに押し留める]
ほら――わかる?
あたしの温もり。ヒトではないあたしの……。
[右手が頬を、首筋をなぞる。
す、と胸上に置かれた手の、甲には灼け爛れたような痕。
男がその傷痕の意味に気付くより早く――]
もっと、感じて。
[ずぶ、と、指先が肉の内に沈んだ**]
(48) 2011/10/01(土) 02:34:18[街のどこか]
有翼人 アイノが接続メモを更新しました。(10/01 02:45)
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