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[吹き荒れる風の中、必死で兎の首を絞めるニキを止める]
天馬君は……兎を守れと……!
[大きな声を張り上げるけれど、届いたかどうか]
[突然ニキに泣きつかれ、そのまま頭を撫でる]
よしよし。
[子供をあやすようにやさしく宥める]
[胸の辺りにある柔らかな毛並み……これが兎なのかと思うと、本当に力を持っているモノなのかと思うと、背筋がひやりとするが、勤めて意識しないようにしていた]
……寝たのか?
[ニキの反応が無ければ、ゆっくりとその部屋に横たえて、毛布を持ってきて掛けてやる]
[兎は少しだけ考えて、ニキの隣に置いた]
[そのまま隣に胡坐をかき、ぼんやりとする]
[──望だよ。こっちの兎はチェロ。どっちも可愛いだろ]
[はじめてみた時のニキは小さくて
なついた姪を嬉しそうに自慢するネギヤを思い出す]
それがなァ。
[階下にある3つの死体。そして外にある2つの2死体]
なァ。チェロ……お前は、天馬君とどんな契約をしたんだ?
[ぼんやりと兎に*話しかける*]
オレが、カゼガミサマを護れるなら護ろう。
ずうっと兎の中に居て、望ちゃんのそばにいるのもかまわねェが──だが──オレも、望ちゃんも、貘君も──確か、タカハル君か、彼も──あっち側には連れて行くな。頼む。
これだけの人間を連れてったんだ……。
[──死んだら、カミサマのところに行くのよ──]
死んでからならいくらでもそっちに行く。
オレの知り合いだって、友人だって、カミさんだってそっちに行っちまってる。オレだって棺桶に片足突っ込んでる。
だが、生きてる間は──ダメだ。
[もし自分が、カゼガミの手を取れば、テンマのようになるのだと知れた]
[たとえ皆が守れるのだとしても、何かを得られるのだとしても、あんな辛い顔をして誰かを傷つけるのはごめんだった]
オレは……栗田君の言うことを信じてなかった。天馬君に酷いことを言った。
綺麗事だけで、いろんなことを忘れてるし、何もしてねェ。
口先で「すまん」と詫びるだけなら、簡単だ。
(人を殺すのを躊躇うのに、神なら──兎ならいいってか……最低だな)
[髭の三つ編みに触れた。心の中で自嘲しながら続ける]
カゼガミサマ。あんたはしらねぇかも知れないが──昔、ここの村人がどれだけカミを思っていたか、証拠を見せてやる。
[半分以上はハッタリ。しかし断片的な記憶から閃く予感がある]
[ゆるりとニキとチェロに手を伸ばし*神社へと誘う*]
[バクの血にまみれた姿に驚き、続く言葉>>24>>25で、事情を理解した]
(ああ──結局、この子に手を掛けさせたのか)
[きつく目を閉じる。
自責の念で動けなくなるのは、まだ早い]
あぁ。
[傷ついているのは、体ではないと知っていたが、掛ける言葉も無く、バクの背中にそっと手を置く]
[そうして、新たに得た情報の行き着く先に、すうっと頭が冷える。『ニキがいればいい』と言っていた【カミ】が、自分に声を掛けた理由に思い至る]
(天馬君が死んだからか──カミは、誰かを使わなければ、力を振るえない?)
[自分の思考を悟られたような、バクの鋭い言葉>>25にぎくりとする]
[遺体を何とか移動させようと動く姿に、なぜかテンマが被る]
……。
[反射的にそれを手伝おうとして、手を止めた]
獏君。オレはちょっくら行ってくらァ。
すまんな。全部終わったら、手伝うぜ。
[無理やり笑顔のようなものを作って、軽く肩を叩いた]
─参道─
[息切れする]
重い……。腰が痛い。
[ポリタンクを下ろし、立ち止まる。疲れだけでなく、足取りが重い]
[騒然と咲き乱れるハナミズキたちを眺める]
ご先祖さんたちは【カザガミサマ】に恩恵を受けていたんだろうに──なんで、こんなことになったんだろうなァ。
[行き違う一方通行の思いたち]
『私の想いを受けてください』
[そんな花言葉の木々を、自らの死体の上に植えた村人たちを思った]
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