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…はは、でも、うん。
近くに居るのが分かって、良かった。
これからはいつでも会えるな。
[嬉しそうに笑いながら言う言葉に、妹も「そうだね」と同意を口にしていた]
[「うん、いっぱいお話しようね!」
兄より先に六花>>81に返事をする妹。
本当に手伝う気はあったのかと疑いたくなる]
…と、後で連絡先教えてくれな。
時間が出来たら、会いに行く。
[妹への不満は一旦押し込めて、微笑む六花に笑み返す。
公園に居れば会う確率も高いだろうが、やはり確実にしておきたい]
ん?
あぁ、そっか。
六花にも連絡が行ってるんだな。
普段は大学行かなきゃならんから無理だけど、連休とか、長期休暇の時は行く予定。
少しでも樹木医の仕事を学びたいし。
何より、あの八重藤は、枯らしたくないから。
[自分の手で助けてやりたいと。
そんな想いを込めて六花>>82の問いに返す]
そっか。
俺もここ来る前に親父に届いた手紙で知ったんだ。
咲いてるうちに状態診なきゃならないから、親父は一足先に行くと思うけど。
[六花の話>>85に簡単に状況を説明して。
途切れた言葉に、ん?と首を傾げる]
……連休、帰るつもりなら一緒に行くか?
[目的地が同じになるのだ。
同道したって問題は無いはず。
帰りも一緒にすれば、と言う目論見もあるが、今はまだ口にせず]
それに……六花とあの八重藤を、見たい。
[仕事とは別で見ることが出来たなら。
”約束”は、叶えられるから]
[父と一緒に行くと思い込んでいたらしい六花>>88を見て、友幸は小さく笑う。
何でもないと否定するのが何だかとても愛らしかった]
迷惑なもんか。
じゃあ、一緒に行こう。
[もう一つ約束を交わして、掌を上にして誘うように差し出す]
[「私も行きたい!」]
お前、連休は友達と出かけるとか言ってただろう…。
[割って入ってきた妹には溜息交じりに一言。
それに対して剥れる妹の頭を、空いている手でぽんぽんと叩く]
お袋は残ると思うから、一緒に居てやれ。
[家族旅行がてら全員で行くと言う選択肢はあるが、妹に約束を破らせるわけには行かないし、残る母が心配なのもあり、妹にも残るよう仕向けた]
[重なる手>>93。
自分より小さな手を優しく握り込む]
なんか、その言い方だと……
…いや、何でもない。
[あるものを思い出させて、妹を撫でていた手で口許を覆った。
問いかけられても、再度何でもないと言って誤魔化すつもり。
ただ、顔が紅くなっているのは隠せなかったが]
[「むー、しょうがないなぁ」
「じゃあ帰って来たら話聞かせてね!」
「ごゆっくりー」
妹はそんな風に言って、口許に手を当てて笑ってから逃げるように藤の樹の陰へ]
ごゆっくり、って…………ぁ。
[全てが決まってから気付く。
六花にとっては帰省だが、ちょっとした旅行になると言うことを。
それも二人っきりで]
……………
[妹が逃げた方に顔を向けたまま、横目でちらりと六花を見遣る。
相手を意識してしまうのも仕方が無いと言えた]
[濁した言葉は言及されなかった>>97けれど]
こ、婚前!?
[紡がれた言葉>>98に声がひっくり返った]
ろ、ろろろ六花、そこまで考え
いや 俺はいいんだ が
じゃなくて
[明らかにテンパった様子で六花に向き直って色々と口走る。
真っ赤な顔は火でも噴きそうなほど。
煙も出てるんじゃないかと言うような様相だった]
[落ち着いてと言われて落ち着けるかと言うと、微妙なところ。
ただ、聞き返された声>>103を聞いて、わたわたと泡を食ったような動きをピタリと止めた]
………えーと、その
────まいったな。
[口許を覆う手、泳ぐ目。
想いを伝えられただけでも十分だったというのに、その先をも口にしてしまうとは。
耳まで紅くして、しばらく視線を彷徨わせた後、ようやく口許から手を外して六花へと視線を戻した]
…流石に、もう少し時間が経ってからとは思ってたんだが。
[意を決したような声。
重ねたままだった六花の手を、自分の両手で包み込む]
その
…前提に付き合ってもらえたら、嬉しい。
[10年経っても褪せなかった想い。
それだけの想いを抱いて想いを通じ、その先を考えないはずが無い。
ここまで来たら、と口にする友幸の表情は緊張も相まって真剣そのものだった]
[友幸自身、再会したばかりでこんなことを言うのは性急だと思っている。
けれど秘めた想いがもう、溢れてしまっているから言葉も押し込めることは出来なくて。
相手を困らせるかもしれないと思っても口にするのは止められなかった]
あ、いや
返事は、直ぐじゃなくても───
[先走りすぎたかと、慌てて言い繕う。
六花は驚いている>>109ようだったが、紡がれた言葉に今度は友幸が息を呑んだ]
っ、
あ、あぁ。
こちらこそ、よろしく頼む。
[微笑んでくれる六花に緊張に凝り固まっていた表情が緩む。
両手で包んでいた六花の手を引き寄せ、両手を解いてその背に腕を回す。
一連の行動は嬉しさによる無意識のもの。
それでも、抱き締める力は壊れ物を扱うように優しかった]
[「はー、あっついあっつい」
逃げ込んだ藤の樹の陰。
幹に寄りかかって茶化している妹が居たことを友幸は知らない*]
そ、そうか?
[言われて>>113、抱き締める力を少し強める。
身長があるために膂力もそれなりにあり、こういう時の加減がなかなか難しい。
先程よりも力は強まっているが、どこかまだ探り探りだ**]
うん?
[呼ばれて>>180六花へと視線を向ける]
そうだなぁ…。
ここに来なけりゃ、こうして再会することも出来なかったかも知れないし、な。
[見れば誰かが必ず誰かの縁者だった。
これは単なる偶然なのだろうか?
六花の言うように偶然ではなく、藤の樹が招いた必然なのだとしたら]
あぁ。
恩返し、しないとな。
[自分が出来ることでそれを成せるのならば、厭う理由など無い。
微笑み見上げる大切な人に、友幸もまた穏やかな笑みを返した**]
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