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[とっても暇そうに、天井を見上げている]
僕が――。
[無意識に囁いて、ほんの一瞬苦笑する]
残っていても。
まあ、何もできなかっただろう。うるさいわ。
[いつものように、軽口を叩いた。*]
『やっと見つかったと、思ったのに』
[倒れた体、フユキに背負われた体とは、違うところから『声』がする]
あちゃー……ロッカちゃんまで、こっち来ちゃったんだ。
[それは、フユキやホズミには、聞こえないであろう『声』]
『みんなみんな泡になっちゃえばいいのに』
……ロッカちゃん?何の話?
ロッカちゃん!?
[なあに?と、眠そうに微笑む顔は、ついさっき茶屋で見たのと同じもの]
えっと……。
ロッカちゃんは、何を、知って……いや。
何を、探してるんだろ?
あたしに、できることは、ある?
[見当もつかないままに、問う。眠りに落ちるロッカを、引き留めることはしないまま]
……あの馬鹿、どこ彷徨ってんのかなー。
バーゲンにでも行ったんだろーか。
まあアレだ、あいつがいたからって、どーにかなるわけでもないっちゃないんだが。
あたしも、なーんにもできてないわけだし。
窓硝子に映ったアレも、無駄んなっちゃったしなー。
[がっくりと肩を落とす]
あたしに、今、わかるのは……
あいつが、アンちゃんやあたしをどーにかしたんじゃない、ってことだけだね。
なんという情報不足!
ま、なまじ真相に辿り着いたとしても、ホズミねーさんたちに伝える術がないわけで。それは余計に胃に悪い気もするね。もう、胃とか無いけどさ。
……声を無くした人魚姫は、やっぱりそういうやきもき気分だったんだろーか。
いや、柄じゃないから。
[視線を落とせば、制服のスカートから、見慣れた自分の足がのびている]
…ん。
[ぼんやりとしたまま何度か瞬く]
あれ、ここどこだっけ?
[茶屋の娘と話したあとの記憶があいまいになったまま思い出せない。あのまま寝てしまっただろうか]
悪魔の数字の寝言は言う暇がなかった証。
[この状況にテンションおかしくなりすぎて
(ついでにテレビ見て)4時に寝たとかね]
[そりゃ午後はずっと寝てるよね]
あ…れ?
[するり、と手が皿をすり抜ける]
あ、あれれ?
[幾度か挑戦するも、結果は変わらず。助けを求めるようにヘイケを見るも彼女の視線はこちらに向いていない]
どーなってるんでしょう…?
[困り切った様子で、手元に視線を落とす]
ん、手?
[自分の手に重なるようにあった、それを視線で辿ると]
うわわわー。幽体離脱…!???
ちょっと、なに、これは夢!?夢なの!?
[勢いよく後ずさって、ぶつかる感触は得られないまま壁にぶつかる。そこは真っ黒に焦げていて]
え、と…これは。
[ナオと一緒だ。と頭の中に昨日の光景がよみがえる]
え、なにそういうこと?
[ずるずるとその場にしゃがみ込むと、やがて来るドウゼンらが自分の周りで話すのを茫然と見つめていた]
[壁際で腕組み、フユッキーたちの会話を傍観中]
どうなんだろうね。この事件。
合理的に考えると気になることが幾つもあるんだが、
合理的に考えて良いのかな? これ?
何か僕たちのルールの外の話な気がする。
ロッカ――。
ホヅミさんの言う通り、あの状況で自信げに言う台詞じゃなかった。
でもあの子がそこまで子供かというと自信がなかった。
自分でも馬鹿げた話に聞こえるけれど、彼女は何か別のものを夢と表現しているように思った。
不謹慎な事実を「大丈夫だよ」では済ませない自信と、「今まさに何か見ているような素振り」。
さて、彼女の確信は何故だったのか。
[なんとなく人の気配を追って、辿り着くのは診療所]
…………。
[悲嘆にくれつつも、どちらかといえば呆然と途方にくれるような人々の姿]
まあ、そーだよね。
いきなり、えっと……アンちゃんと、ケンと、ロッカちゃんと、あたし。4人立て続けにコレだもんね……。
……え?なに?
ワカバも!?
[誰かの口から出たその名に、驚いて辺りを見回す]
アレか。狙われてるのは若い男女かっ!?
[為す術もないまま、運ばれる体を追って診療所に足を向ける]
あたし、このまま燃やされちゃうんでしょうか。
[眉ではの字を作って、そばにいるヘイケに問いかける。ロッカの遺体が運ばれてくると驚きに目を見張る]
…ロッカちゃんもどこかにいるのかな。
もしかしたらナオちゃんとケンケンも?
[厳しい表情のまま踵を返したヘイケを追うように、部屋を出る。直前に、ふりかえり、短くロッカと自分の体に手を合わせた]
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