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あぁ、幸せだったら………いいな。
もしさー、俺が美夏ちゃんに惚れてたらどーするよー?
[ニコニコしながら、かなり際どい質問をしてみる。]
………うん、消えたくないもん。
[ぽつり、美夏に本気で答えて。]
多分、メールの事だと思う。
宛先無し、件名に死者の名前、本文に………
あいつが言ってた。雪に願いを。
これだけ入れて、送るんだ。
[ゆきに――、ねがいを。]
ああ、そう、それかも!
[デンゴの声に、ああ、と相槌。
それだ、と頷き、本文に入力しようとするものの]
……本文エラーはわかるけど。
件名エラーってことは、さ。
件名も間違ってたって事かな。
……自分の名前、間違える訳ないとは思うけど
[メールを見返しながら呟く]
やっぱケータイ、必要なんか?
でもオレ持ってねーしなぁ。
[二人を見ながら腕を組んで考える。
しかしすぐにそうだ!と勢いよく立ち上がった]
オレ、かーちゃんの、持ってくる!
[バタバタとコンビニを出る。
さっきまで空へ上っていた雪が、
再び空から落ちてきていた]
また、ふってやがんの。
変な、天気。
[街全体が変になったとは考えたくなかった。
降る雪を顔に受けながら自宅まで*駆けていく*]
[見返しながらも、多少は楽に、というズイハラを見て]
良かった…お大事にして下さい。
[あわせて、微笑み]
ズイハラさんに、も?
[同じものがきたのか、
と携帯を持ち上げる仕草で問う。]
うん。きっと幸せ。
あー。うん。惚れてたらー?
ジュンタならいいかなー。勝ったらおごりだしね!
[照れながらも冗談ぽく返し、消えたくないとの言葉にはこくりと頷く。]
メール…そいえば言ってたね。そんなこと。
でも…死者の名前なんてそんなの分かんないよね?
誰が残ってるのかも分かんないし。
宛先なしでメールなんて送れるのかな?
[美夏の言葉には、真面目な顔で振り返り]
なぁ、奢れなくなっても。
それでも、俺ならいいって言ってくれる?
[メールの話には]
死者は探すしかねぇんじゃねぇかな?
誰か、いる奴の名簿とか持ってねぇかなぁ。
宛先はさ、この世界なんでもありだしぃ?
あ、こら、デンゴっ!
[たったと駆け出していくデンゴに手を伸ばすも、
それは掴むには間に合わず、見送るだけ。]
…んもー
[むぅ、と頬を膨らませるも。
ズイハラの声に、其方を向き]
……、そういう事、かもしれないです
[小さな声で返答。
ズイハラから、携帯の画面に視線を落とし。
並ぶ、自分以外の無機質な5つの名を眺める。]
[ふいに真面目な顔で聞くジュンタに]
ん?奢れなくてもジュンタはジュンタでしょ?
ジュンタが変わらなければ私も変わらないよ?
それに誰にでもほいほいついてくような軽い女じゃないですよーだ!
[核心には触れないまま最後は照れ隠しのようにおどけて言う。]
死者を探すかぁ。
でも、今まで逢った人でそんな感じの人いなさそうだったけどなぁ…。
名簿…誰か持ってるかなぁ?
[顎に手を当てうーんと悩みながら、これからどうしようか?という目でジュンタを見た。**]
―――。
[それから暫くは。
話しかけられない限りは黙って画面を見つめ。
デンゴが戻った時に寂しくならない様に、と。
その場に座り込み、*待つだろう*]
そか。わかった。ありがと。
[にこり、美夏に微笑んで。]
そうだなぁ、それでも探さなきゃ。
俺達が消えてしまう前に……ね。
[ふぅっと、辛そうに目を伏せたけれど。それでも]
とりあえず、散歩を続けないか?
人探しの旅。今度こそ、手を離さないから。
[そう言って、彼女に手を差し出して。彼女が手をとっても、とらなくても、まっすぐに歩き出した。]
―藍住中央公園―
[雪が昇華し、またその想いを降らせていく。
携帯電話の時計は11月1日の午前を回っている。
さすがに1日外にいたせいで身体が悲鳴をあげていた。]
……誰か…来るかとおもったけど、無理ね。
[携帯電話のボタンを操作しメール画面を開く。]
確か…メールがどうとか…。
死者の名前と…雪に願い…を。
[そう言って空を見上げる。
風が吹けば2つのビー玉が揺れた。]
[不安に思ったのか。
ストラップのビー玉をぎゅっと握った。]
一度……家に戻ろう。
誰かが帰っているかもしれない。
[家に戻る途中。
透明なビー玉を覗き込む。
その向こうから、走ってくる少年の姿。
小さな姿は近付くとビー玉の中で逆さまとなる。
けれど、はっきりとその姿を映していた。]
………………。
[ビー玉を覗くのをやめ、走っていく少年に直接視線を送る。
そのまま走っていった少年をそのまま見送った。]
[にこり微笑まれれば自分も微笑み返して]
この世界は永遠じゃないって言ってたもんね。
見つけられなかったら私達も消えちゃうって…。
知ってる人の中にいるのか、それともまだ会った事ない人なのか…どっちなんだろ…。
[辛そうにするジュンタの頬に手を伸ばし触れて]
大丈夫?きっとなんとかなるよ。
[何の根拠もないけれど明るくそう言う。]
そうだね。誰かいるならまず会わないとね。
[にこりと笑い、ほっとしたように彼が差し出してくれた手に自分の手を重ね、誰かの想いをのせた雪がふわりと舞い散る中、彼と歩き始めた。**]
―コンビニ―
気ぃつけてな。
[家へ戻るデンゴを見送り、残ったイマリといくつか言葉を交わして、]
あぁ、そういえば。
パフェ奢る約束、してたよな?
必ず行こう、元に戻ったら。
-コンビニ-
[携帯に浮かぶ名と、再び地に積もり始めた白を。
時折、隣の彼と言葉を交わしながら見つめた。
ふいに、彼が"パフェ"などと言い出し]
………。
[其方を見つめて、暫し停止]
――、
[そして彼の笑みから遅れる事、数秒]
―自宅前―
[はあはあと白い息を吐きながら団地の前で立ち止まって
自分の家のベランダを見上げた。
そこに、ゆらゆらと陽炎のように何かが揺れた気がして]
――!!
[あがる息をこらえて階段を駆け上る]
かーちゃん!!
[急いで家に駆け込むも家の中には誰の気配もなく。
ただ、冷え切った空気が出迎えるのみだった]
…はは。
[乾いた笑いを一つ上げて、そのあとはこらえて。
食卓の上の携帯電話を手に取って開いた]
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