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[画面に表示されている日付は11月1日]
あ、れ?
[首をひねる。それは確か昨日の日付。
壊れているのかと他の日付機能付きの時計を見るが
どれも全て11月1日を示していた]
なんだそれ…。
[この街の何かが、狂ってしまった。
なのに何をしていいかわからず携帯電話を握り締めて。
そうだ、とイマリとズイハラがやっていたように宛て先未定のメールを
たどたどしい手つきで送ってみた]
送れた…。どーなってんだ。
[すぐさまエラーメールが返って来て。
そこに自分の名前も載っているのを見て唖然]
わっけわかんねーぞ!!
[小さな脳みそはいっぱいいっぱいで
携帯電話を握り締めて家を飛び出した]
くっそー、ぜってー…ぜってー元に戻してやる!
[歯を食いしばって全速力で向かうのは、さっきのコンビニ。
前を開けたままのダウンジャケットがばたばたと揺れて]
…ん?
[走る視界をすっと掠めたのは学生服を着た、女の子。
急に止まれずに一度は通り過ぎたものの、慌てて引き返した]
…オ、オマエ、消えてない奴だな!
[はあはあと息を吐きながら、ビー玉を手にしたその人物の前に立って
じいいいと*見上げた*]
-コンビニ-
[あれからどれくらいの時間が経ったのか。
ぼんやりとした頭を振って、顔を上げる。
…どうやら、少し眠っていたらしい。
睡眠、という形になるのはこうなってから初めてで。
体も疲れていたのか、全く自覚しない眠りだった。]
…ぅ
[ほんの少し、鈍い痛みがこめかみに走る。
ゆるゆると手で、こめかみを優しく押して。]
夢じゃないんだ、ね
[ぼんやりと店外に降り注ぐ雪を見遣り。
ズイハラを見遣り、呟いた。]
[二人で歩いた、輝く雪の日。普段ならきっとロマンチックな1日なのに、俺の気分は不思議だった。自分の気持ちが理解できなかったりする。それでも、俺は誰かが好きなんだと思う。アンの事があって、それは明確になったんだ。だから、俺は考える。俺を変えたのはなんなのか。誰なのか。]
美夏ちゃん?寒くない?どっか入る?
………って、入っても誰もいねぇか。
ズイハラさん達のいたコンビニとかいく?
それとも公園とか行ってみる?
[体育座りの姿勢で、顔を膝の間に埋めた。
足はぴたりと胸元まで引き寄せているので、
いつもよりもずうっと小さく見えたかもしれない。]
――、寒い
[こうすると、寒さが強く、身に染みて行く様で。
小さく震え、ぽつりと呟いた。]
あとどれくらい、こんななんだろ…
[それは不意に零れた弱音]
そういや、イマリはどこにいるのかねぇ?
優等生も、心配だな。あいつ、プライドたけぇし。
人に頼るって言葉知ってそうにねぇし。
[はぁ……とため息をついて、どうしようか迷っている]
―回想・帰り道―
[少年とすれ違った後、そのまま家に帰ろうと歩き出す。
]
何……?
[いきなり呼び止められ、振り返る。]
消えてないやつの意味が分からないけど。
まぁ、いいわ。
お子様が何の用?
[溜め息混じりに問いをかけた。]
[寒くない?と尋ねられれば]
うん。ちょっと寒いかも…。
ズイハラさん達なんか知ってるかなー?
一回、残ってる人と会ってみるのもいいかもね?
[イマリやマシロはどうしてるかと悩むジュンタに]
ジュンタ、イマリ先輩の連絡先知ってるんだよね?連絡してみたら?
マシロさんもメルアド教えてくれたしメールしてみようか?
[溜息をつく彼にそう提案してみた。]
案外夢…かもな。
[イマリがぽつりと呟く言葉に、小さく返して。]
…夢だったら良い?それとも、夢なんかにしたくない?
[何かを考え込むように。
寒さに震える様子をみて、]
着とけ。
[ばさりと背広のジャケットをかける。]
…いつか、終わるよ。
そうだな、俺はイマリに電話してみるよ。
美夏ちゃんは、マシロに連絡してみて?
[手を繋いだまま、俺はイマリに電話をかけてみた。]
寒いなら………くっつく?
[照れながら、美夏の肩くらい抱こうとするかもしれない]
[オコサマ、に一瞬ムッとした顔をして]
なぁ、オマエ、誰だ?
オレはデンゴ。
街のみんなが、どっかいっちまったんだ。
オマエなんか知ってるか?
[3人目の消えていない人物に問い掛ける。
手には携帯電話をぎゅううと握りしめたまま]
うん。マシロさんにメール送ってみるね。
[隣でイマリへと電話をする彼の横顔を見ながら携帯をポケットから取り出す。ふと掛けられた言葉に顔を真赤にしながら]
え…?
[肩を抱かれても拒みはしないだろう。]
[美夏の肩を抱いたら、出来るだけ顔を見ないようにしていて。だって、顔が赤くなっているはずだから。それでも]
………あったかい?
[と、聞いてみたり。]
うん…。あったかいよ…。
[こくりと頷き、恥ずかしさで彼の顔は見れないまま視線はマシロへどんなメールを送ればいいのかと携帯の画面へと。]
[顔を真っ赤にしながらイマリに電話をしている。]
………でねぇなぁあいつ………
なんかに巻き込まれて………ねぇよな?
[少しだけ、心配で]
宛先 マシロさん
件名 美夏です。
内容
突然メールしてごめんなさい。
マシロさん、あれから他に残ってる人に会いましたか?
もし、今も1人なら一度会いませんか?
[簡単に文面を作成して送信。イマリが出ないと心配する彼に]
イマリ先輩…誰かと一緒にいるのかな?
それで出られないとか?
[こてり首を傾げ心配そうに顔をしかめる。]
町の皆のことなんて知らない。
[空を見上げれば。
降る雪は全てを隠してしまいたい、そんな風に見えて。
まぁ、間違っているわけではないだろうけど。]
でも…あの黒髪の女が言っていたよう、死者を空に還せばいいんじゃないかしら。
そうすれば、あんたのお父さんもお母さんも戻ってくるわ。
[携帯電話を握りしめたまま呟く。]
誰かって誰よ?
電話に出られないくらい、その人となんかしてんのかな?
彼氏とか?イマリちゃん最大のぴんち?
[適当な事を美夏にいいつつも、やはり心配なのだが。状況が状況だけに、手放しで忘れるわけにもいかず。]
まぁ、後から連絡あるかな?
[と思う事にした]
うーん…。誰だろ…。
わかんない…。
それとも携帯が手元にないとか…。
[どんな状況が考えられるのかと悩めばその後に続く言葉に]
うん…。たぶん、連絡ある…と思う…。
マシロさんにもメール送ってみたから気付けばそのうち返信あるかな?
[そう言って彼の顔を見上げた。]
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