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そうだね。
なんだか、嬉しそうだ。
[目を瞑ったままのルリの表情をみて、少し微笑んだ]
ワクチンも失敗してないみたいだ……ん?
[ふと肩にかかるおもさに顔をそちらへ向けた]
おと、は…さん?
[ほんの少し、驚いたように小さな声を上げた。
しかしそのまま静かに口元だけに笑みを浮かべて、
預けられた重さを受け入れた]
[うたた寝から目覚めて。]
んー……っと!
[軽く伸びをする。そして、目を覚ますように数回瞬きをして。]
ユウキ、ウィルス駆除、終わったみたいだよ。
変な感じは全然なかったよ。だから、ハツネとオトハに使っても大丈夫のはず。ユウキのおかげだよ!
……あれー?
[ユウキとオトハの周りの介入してはいけないような空気を感じ取って]
…よーし。ルリはとりあえず甘いものでも食べとこうっと。
あ。そういえばルリまだ開きのままだった。配線変だし。エネルギー変換うまくできるかな。でなけりゃ大福、どこに消えるんだろ。
…まぁいっか。どーせメンテナンスに来てるんだし後で直してもらおうっ。ついでに身長もよねー。
[目の前に置かれていた大福を手に取り、食べながらのんびりと窓の外の雪景色を眺めた。]
ごめんなさい。でも、ちょっとだけ、このままでいさせてくださいな。
もう少ししたら、帰らなくちゃならないし、しばらく会えないかもしれないのだもの。
[だから、もう少しこの幸せを噛み締めたいと思った。]
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