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……ほんと、良く集まったよなあ。
[全部で7人。
この全員が、兎を手伝えば、と。
考えたら、急に頭が重くなって]
……それも、面白くないよなあ……。
[邪魔した方がいいのかな、いい気がするな。
なんでそう思うのかわからないけれど、そう思った。
思ったそれは、小さな塊になって、飛ぶ。
さっき意識を向けたのがそこだったせいかはわからないけれど、塊──触れた瞬間、相手をどこかに弾く力の塊はアンの所へ飛んで行く]
じゃあ、何か面白くなるように、私はあなたを手伝おうか。
[バクが何を考えているのかはわからないけれど、そっちの方が面白そうな予感がした]
ん……面白くなるように、かぁ。
まあ、今一番面白いのは、兎の邪魔する事かなー、って思うけど。
[そう思う事が力になるなんて、わかっていないから。
ごく軽い口調でこんな事を言って。
ちょっとだけ、わらった]
[軽やかな笑いに、返して落ちるのは楽し気な忍び笑い]
悪い子じょーとう。
……こんなわけのわかんない事にまともに手ぇ貸してらんねぇもん。
[返す口調も悪びれた様子はない。
そうしないと出られない、という根本的な部分への認識は、何かが遮っているけれど、気付く様子はやっぱり、ない]
[手の中のスマホは、撮影画面ではなく電話帳が開かれていた。
さっき一番上にあった名前が行方不明になっている]
私の電話帳から日本語が消えちゃった。
これもそれも兎のせいか!
そうかー、にんじんでも持ってたらよかったのかもしれない。
[時間差つっこみには震えた声で]
じゃあ、帽子屋さん。
ズイハラさんって見えないものが見えるらしいよ。
消えてしまった女の子のいる狭間なんかが。
……なんか、こう……『にんじんいらないよ』、きらっ、とかしそうな感じじゃね、アレ。
[何気に酷い評価をしつつ。
帽子屋さん、と訂正されると、まあいっかー、と妥協した]
……見えないものが見える?
狭間に落ちた……って、あー。
[そういや、さっき、目があった時。
自分から飛んだ何かが、アンという子にぶつかったような……そんな気がしたのを思い出した]
そんなん見えるから、落ちついてたんかなあ、あのひと。
[多分、その認識は間違ってる]
言いそう言いそう!
[掲示板の影で肩を震わせて笑っているのは、誰にも見えないはずだ]
いやぁ、それにしても困ったもんだ。
帽子屋さんも、狭間に落ちないように足元気をつけてね。
[こっちは一人で歩いているから気楽なもの。
返る同意にだよなー、と頷いて]
あー、うん。
兎の言う事がマジだったら、俺らも危ないわけだし。
[アンはこっちでなんかやったようだけど、それ以外にも危険があるような口ぶりだったし。
何より、さっきの力がまた動いたらどうなるか、見当もついてない]
お互い気ぃつけようぜ、兎穴に落ちないように。
[気をつけて避けられるのかはともかくとして]
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