52 未設定の村−トランクス−
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川くだりの前に、自分とこの蜂はちゃんと手懐けとけよ。
[蜂を見ないまま軽く指差してヌイへと向ける]
タカハルは、こういうの好きか?
[取り出したのは、てるてる坊主ひとつ]
“ネギヤ 廃屋”って書いてあるんだけど、何これこの村独自の流行?
(66) 2009/11/19(木) 22:22:27[川]
……なこと、言ったって。
[悲しませる、という言葉。
ぎ、と唇を噛んだ]
オレ、そんなん、わかんねぇもん。
[正確には『忘れたつもり』。
そうしないと──耐えられなかったから。
誰もいない家とか、話もろくにしない父親とか、そういう冷たさに]
『何をして正と、何をして誤と成すか。
我は、我の在り方のままにゆくのみ……!』
(67) 2009/11/19(木) 22:23:40[川原]
[見せられたてるてる>>66。
ナニかの力のヨリシロとなったモノに、瞬いた]
……流行かどーかなんて、しんない。
[最初の問いには答えずに。
後半にだけ、吐き捨てるよに、返す]
(68) 2009/11/19(木) 22:27:20[川原]
何なんだよ、おまえら。
トランクス音頭でも歌って一回寝ろ。
[あー、と声を漏らして空を仰ぐ]
(69) 2009/11/19(木) 22:27:46[川]
移民 ヌイは、紫蜂が願いを。「ワシより、みなのこと、護ってくれや……!」
2009/11/19(木) 22:31:23
タカハル君……
[名前を呼び、悲しそうな、苦しそうな表情をする。その声と表情は...のもので]
“愚かな。
暗夜に落ち、道理も見失ったか。
その錯誤、正してくれようぞ”
[強い声と表情は...に降りる「何か」のもの。入り混じり、混ざり合い、ただ、どちらも終わりを求む]
(70) 2009/11/19(木) 22:32:57[川原辺り]
笛吹き セイジは、化粧師 ンガムラに、僅かに笑みかけ、リコーダーを掲げるようにした。
2009/11/19(木) 22:33:57
流行に敏感じゃねーと、この仕事やってけないんだぞ、っと。
[羽織のポケットからペン状のものを取り出して、逆さてるてる坊主に点を二つを描く。右目と左目]
キティーちゃんに口がない理由しってっか?
[一拍置いてから「教えてやんない」と笑い、てるてる坊主を投げた。タカハルへと弧を描く、それ]
トレードしようぜ。もう一回。
(71) 2009/11/19(木) 22:41:34[川]
……ジャマ、すんな、セイちゃん。
オレは……オレは、ただ。
[低い声で、ぽつりという。
傘を握る左手に、力がこもった]
『望みのままに在るを愚かと言うか。
そは、生命の所以。
我は、ただ、『我ら』が望むままに……!』
[それよりも、更に低い声は少年の心の奥に棲みついたナニかのもの。
歪んだ共生の果て、互いに互いを侵蝕したそれらが望むのは、現状からの解放のみ]
(72) 2009/11/19(木) 22:41:43[川原]
……んだよ、それ……?
[唐突といえば唐突な、ンガムラの言葉>>71。
弧を描く、逆さてるてるに視線が向く]
トレードって……なに、を。
[言いながら、無意識か。
右手は、てるてるを受け止めるよに差し伸べられる。
引っ掛けられた、もうひとつが、揺れた]
(73) 2009/11/19(木) 22:45:37[川原]
……タカハル君の邪魔、なんて。
本当は、したくないよ。
でも……
“望むは、自由なれど――
理を侵すは許されざる事”
[男のようでも女のようでも、老人のようでも子供のようでもある声。一歩、タカハルの方に踏み出す。も、ンガムラの言葉に其方を見やり、様子を窺った]
(74) 2009/11/19(木) 22:48:14[川原辺り]
ボタンさんが見つけたんだ、それ。
[タカハルの手に渡った、てるてる坊主のこと]
じゃんけんでもする?
(75) 2009/11/19(木) 22:55:40[川]
……だったら、ジャマ、すんなよっ!
[セイジに>>74返す声は、震えを帯びて]
『理など──ただ、縛りつけるだけのものぞ!』
[静かな声に返す、何かの声は、低く、荒々しさを増してゆく。
雨の勢いが、少し、強くなった]
(76) 2009/11/19(木) 22:59:40[川原]
[手に取った逆さてるてるを一度、見て]
……なに、ガム兄が勝ったら、みんなを『還せ』とか、そーゆーの?
……その手には、のんないよ……!
(77) 2009/11/19(木) 23:01:09[川原]
学生 タカハルは、枝の上に立ち上がる。視線は、流れを速める川へ。
2009/11/19(木) 23:01:35
還せなんて言わねーよ。
俺、エスパーとか超常現象とかオバケとか信じてないし。
でもまぁ、タカハルがやったというのなら、良識ある大人としては放っておくわけにはいかないわけで。
[雨に流されて目にかかった前髪をかきあげてから、俯く]
雨も滴るいい男ってのは、いい女いるとこじゃないと意味ないよな。
濡れ損だ。全く。
(78) 2009/11/19(木) 23:11:53[川]
移民 ヌイは、黄蜂がてるてるぼうずの願いを。――『 笑って、お願い 』
2009/11/19(木) 23:13:31
笛吹き セイジは、学生 タカハルを、...とも「何か」ともつかない瞳で、見据えて。
2009/11/19(木) 23:13:55
……りょーしきあるオトナって、どこにいんだよ。
[ぼそり、零れるのは憎まれ口]
……損だと思うんなら、関わんなきゃいいんだ。
[言いながら。
枝の先へと。
立ち位置をずらしていく]
(79) 2009/11/19(木) 23:15:21[川原]
とは言っても、若人がどうして欲しいのかなんて、俺にはわかんないわけ。
[枝の上に立つタカハルを見上げた]
降りれなくなった猫を見つけたときの気持ちに似てる。
(80) 2009/11/19(木) 23:16:21[川]
化粧師 ンガムラは、学生 タカハルの憎まれ口にケラケラ笑った。
2009/11/19(木) 23:16:56
……言ったって。
誰が、どーにか、できんだよ……!
[零れた声は、震えていた。
傘が下がって、顔を隠す]
誰も、誰にも。
どーにも、できねぇんだよっ……!
だから……だからっ!
(81) 2009/11/19(木) 23:21:51[川原]
学生 タカハルは、傘の影。きつく、唇をかみ締める。
2009/11/19(木) 23:22:26
小学校で習わなかったか?
困ったときはおとなのひとに相談しましょーって。
別にそれは俺じゃなくていいし。
[ヌイとセイジを一瞥してから、声を荒げたタカハルの足元を再び見る]
大人相手じゃなくてもいいし。
なぁ、降りてこいよ。遊ぼうぜ。
(82) 2009/11/19(木) 23:24:03[川]
学生 タカハルは、化粧師 ンガムラの言葉に傘を上げ。首を横に振る。
2009/11/19(木) 23:26:26
聞いて、くれなかった、よ。
一番、きいて、ほしかった、ひと。
(83) 2009/11/19(木) 23:27:40[川原]
学生 タカハルは、小さく小さく呟いて。傘を空へと投げ上げる。
2009/11/19(木) 23:28:05
学生 タカハルは、蒼の軌跡を、目で追って。川へと向けて、枝を蹴る。
2009/11/19(木) 23:29:01
… ほ
[皆に聴こえぬ遠慮がちな声を聴いた男は、すこし安堵に笑む。]
やっと 近くで 声聴けた。
(84) 2009/11/19(木) 23:29:11[川へ]
(85) 2009/11/19(木) 23:29:47[川]
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