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セイジ
死後の魂を悪魔に売るということ?
…肉体の一部を失うよりはそのほうがいいかもしれないな。
[いつの間にか紅の言葉も聞き取れるようになったセイジが言う]
セイジ
[リウに向き直る]
ここから元の世界に戻るには、それなりの代償がいるっていう話だよ。
一度失ったものを取り戻すには、自分の人生に見合った何かを犠牲にしなきゃいけないってこと。
だから、死後の魂を売るなら転生できなくなるし、
肉体の一部を売るなら、元の世界に戻ったらその部分は使えない。
仁
俺は転生はしなくていい。
それに…
[左手の呪印を見せる]
これがあったら転生したくでもできないのではないかの?
これを解いて欲しいと思わない限り。
悪いが…俺はこの呪印、解いてもらいたくないからの
[淡々とした口調で言う]
セイジ
[不意に仁から尋ねられる]
戻れるなら死後の魂を引換にするよ。
転生できなくても…それはそれで仕方ないしね。
[あっさりと決めた]
セイジ
[死後の魂を引換にと言うと、]
ソノコトバ…――――
ウケトッタ…―――
ワスレルデナイゾ…――――― !!
[仁とも紅とも違う声がして肩に痛みが走る]
セイジ
― 理科準備室 ―
[次に気づくとそこは理科準備室だった]
あれ…?
[理科室に続くドアを開ける]
開いた…夢だったのか?
[セイジは理科室を出た]
セイジ
[肩に重みが加わり、仁の声がする。その声を認識しただけで]
やっぱり…夢じゃなかったか。
[肩の印がどんなものかトイレに向かい、確認する]
……。
[今までなかった痣がクッキリと肩にあった。
セイジはため息をつき、
一緒に探索をしていた仲間を探すために歩き出した。]
セイジ
おーい。みんな無事かー?
[声をかけつつ探して回る、女子トイレの前でへたり込む人間を見つければ]
大丈夫?…たぶん、もう帰れるんじゃないかな。
[立てないようであれば、支えてやり、そうでなければ帰ろうと声をかける。]
セイジ
[ナオたちの話からタカハルが屋上に続く階段で消えたと聞かされる]
じゃ、僕が迎えに行こう
[タカハルがいると思われる階段に向かう]
セイジ
― 屋上に続く階段 ―
[屋上の入り口付近で呆然と座り込む人影を見つける]
結城君…だよね?
大丈夫?立てる?
[暗くて分からないが、恐らくそうだろうと声をかける。
タカハルだと確認できれば立つのを助けるように手を差し出す]
あとは…古山君のいなくなった教室を見て…
柾先輩を探そうか。
セイジ
[出会えた仲間たちと外に出る]
なんだか…疲れたな。
[夜もすっかり更けてしまった]
じゃ、…また
[それぞれが家路についた。何事もなかったかのように**]
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