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あら、そうだったの。
流石に三等車ではないだろうと思ったけれど。
今から動いても…もう、足の踏み場もなさそうね。
逢いたい時にすぐに逢いにいける、と思えば、
近いのも悪くはないかもしれないわね。
ふふ、足を踏まれる可能性の方が高いでしょう。
そうですね、いつでも、あなたを守れます。し、いつでも会いに来てください……と言いたいところですが……どうも、ワタシの方がきな臭いかもしれません。
あら、そうなの?
あなたの方がドジを踏むなんて珍しいわね。
いいわ、直接逢うのは、先のお楽しみに取っておきましょう。
私もしばらくはのんびり過ごすつもりよ。
そう珍しい事じゃないですよ、この前だって捕まえた賞金首より損害の額の方が大きかったですし。
……。こほん。
まだはっきりした感触はないのですが。用心するに越したことはないですし、念のため、ですね。確認出来たら報告します。
あらあら、それはご愁傷様だったわね。
[くすくす。]
あら?今回も一筋縄ではいかない連中が相手なのかしら。
そんな冷たいこと言わないで。
寂しくなったらいつでも逢いにきて。
守ってくれるんでしょう?小さな*騎士さん*
もう、あなたまで小さいとか……
[参ったな、とか、小さな呟き]
ワタシたちのような存在は、彼らに好まれるものではないでしょうから。狩るも狩られるも……表裏一体です。あなたに気をつけてなどと、お節介な言葉だとは思いますが、けれど、気をつけてください、ね。
あら、機嫌を損ねてしまったかしら?
ごめんなさい、可愛い人。
[小さな呟きを聞いて、忍び笑い。]
ええ、そうね。油断は大敵ね。
いっそ獲物同士でつぶし合ってくれると楽でいいのだけれど。
[嘆息。]
ええ、気をつけるわ。どうもありがとう。
…あなたも気をつけて。
だから……
[可愛いも同意語だ、とは言わない。ただただ困ったような苦笑するような音で言って]
そうですね。敵の敵もまた敵なわけですから、上手くすればあるいは。漁夫の利、といきたいところですが、期待の持ちすぎは禁物、です。
ありがとう、気をつけます。
と、そうでした。
[自室にて、兎急便のメッセージを確認した後の話し]
一応、お知らせを。
G・B・オラヴィの所に行ってきますので。ロマネスの秘宝について、知りたがっている様子でした。
ワタシの尻尾を踏んだのは彼、かな。
[苦笑がきこえてくるのはスルーして、]
ええ、基本的には自分たちでどうにか、ね。
[お礼の言葉が聞こえてくれば、嬉しそうに笑った。]
G・B・オラヴィ?
一緒にお食事してた方、かしら?
[何やらしばらく考え込んでいたけれど、]
行ってらっしゃい。気をつけて。
夜が明けるまでには、帰ってくるのよ。
私は、大食漢のフリルちゃんとディナーと楽しむことにするわ。
はい、彼が、オラヴィ。まあ、本当の顔かどうかは、わかりませんが。記憶違いでなければ……変装の達人だったかと。
[しばし思案げな間のあと、答える]
善処します。
[帰ってこられるように、と]
フリルちゃん、は、あの方ですね、ピンクの。ふふ、つられて食べ過ぎないように、気をつけて。
変装の達人…厄介ね。
偽名も成りすまし、何でも有り…か。
[それはまぁ、お互い様とも言えるけれども。]
ええ、幸運を祈っているわ。
[最後の言葉には、苦笑混じりで、]
そうね、食べ過ぎて、手持ちのドレスが
着られなくなったら困ってしまうわ。
ふふ、ご忠告ありがとう。
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