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デンゴさんか、よろしく。
[子供相手といえども、敬称は変わらない。]
神になりたいか否か?
それは、わからないな。
神というものが抽象すぎるからね。
いきなり太陽になりなさい、と言われても、よくわからない。
それは子供でも大人でも一緒だろう。
[やけに大人に対してのこだわりがあるデンゴにそう告げて]
ところで、
神の日記だけではなく、この参加者の日記は
己の行動以外に、誰かの行動も映し出すようだね。
私には五番の行動が映し出されている。
そして、八番の羽衣の彼には、九番、つまりデンゴさん、貴方の行動がわかるらしい。
単純に言うと、次番の情報が伝わるというわけだ。
[そのあとは思案するような空白]
>>284
[八番の話に対する反応、それが否定的とわかっても表情を変えることはない。つまりそういう戦争の元にいたという予測がついた。
同時に……。]
そうだね。
君は兵隊と自らを自覚している。
よくわかるよ。
[差し出したイヤホンを受け取った時の素直な顔にはやはり笑みを作りながら…。]
有能な指揮官は生かすことを知っている。
無能な指揮官は殺すことしか知らない。
いずれにしろ、私は君を殺さないよ。
すべからく……。
[それ以上は問わない。
それは、信用に値しないといわれたことに、
こちらは信用を返すという意味合いだ。]
[自分の情報が筒抜けなことには考えを馳せる。]
カノウさんは一番だから、零番の子から
私は四番だから、三番の子から
そしで、九番のデンゴさんは、この八番の子からか。
零番、三番、八番
彼らは押さえておくべきだろうね。
[それは、引き込むのかそれとも、消すのか、その二択となる。]
にしても、
[そのとき、男ははじめて、落ち着いた表情と笑みの表情以外の顔を見せた。]
――……さてに、
これはいけない。
腹が減った。
[生理現象は存在するらしい。そして、とっさにフードコートを探してみたが、時間がもう閉店間際だと知ると、ふうっと息をついた。]
ええと、八番…さん、ではあんまりだ。
私はゼンジ君は?
[名前は聞けたか否か、ともかく…。]
君はここで何が食えるのか食えないかわかるかい?
わからないならついてきなさい。
[11番がその様子を覗いていることには気づかず、1Fに移動しようと考えた。]
はじめからそのつもりでいたよ。
[カノウの言葉にはそう返した。
続いて、三番と十一番が監視できるときけば、目をやや開き…。]
それは、ツイているかもしれない。
[ハンデ…という言葉は、男にとっては、最初よく飲み込めなかったが、
鬼が有利、といえばそうかもしれない。]
ハンデか否かは、終わってみないとわからないでしょう。
― 1F・食料品売り場へ ―
[そのまま窺ってた十一番がどこかに去ったことも知らず、1Fに降りていく。
後ろからついてくるだろう八番をふと振り返ると照明が落ちた。]
閉店というわけか…。
[明かりが落ちたばかりの時、目は一瞬使い物にならなくなるが、
それはこの獣人と名乗った八番にはどうだろう。
この瞬間は誰と一緒であれ、警戒するべきだろうと考えた。*]
人物はわからなくても、
こう話している段階で、
同じ立場の君たちから裏切られれば、それはもう、終わりに近いな。
[それはどんな表情で言ってるか、本人もわからない。]
ああ、十番と接触した。
彼とは協力体制をとってるよ。
そして、今、八番といる。
彼は、いわゆる兵隊だ。
不可侵を申し出てる。きっと大丈夫だろう。
[現段階では隠し事なく、そう伝える。]
顔色は変わるさ。
人を殺したことはないからね。
おそらくは、君たちよりも酷く平和な世界にいた。
[目の前の八番を見ても思う。
戦いの実戦はない。
頭の中だけでの戦争しかしらない。
ただ、それを甘いというものがいれば、否定はしないが肯定もしないだろう。
努力の末に命を落とした者も、数多くいる。
そんな研ぎ澄まされた勝負の世界。]
― 1F・食料品売り場近く ―
[男は、1Fに降りてくる。
ふと扇子を開けると、
『八番と食料品売り場に行く』とあった。
やろうと思っていた行動だ。
そのまま歩みを進めようとしたが・・・。]
なんだい?
[八番が行動を制止する、
それにやや目を見開くと、下がれといわれた手前、素直に下がり、身を潜める。]
[そして、隠れた途端に鳴り響く音。
さすがにどきりとした。
そう、喧騒は、慣れていない。
だからか、それにやり返した…それは誰か、男からは見えなかったけれど。]
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