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襲われる前に、俺は器を出る。
器には悪いが、俺と同じ思いをしてもらうかの。
こやつは科学部だ、理科室で死ねるなら本望ではないか?
[くつくつと嗤う]
寂しいのは…お前じゃないのか?
[ニヤリと笑う]
俺は別に、寂しくはない。
[人のぬくもりを求めて中に入ったわけではないから]
…あぁ…
[...も相好を崩す]
短い間だったが…
―――…楽しかった………ぞ。
[普通の笑顔になっている。その顔は少し照れている]
[理科準備室のドアをおもむろに開けた。
次の瞬間、何かに引きずり込まれるようにセイジの体が準備室の中に入り、ドアが閉まった]
……ったた…あれ?ここ…どこ?
[突如意識が戻った。
…が、
一人で準備室にいるのが不思議だった]
おい、なんで一人なんだ?
[ドアを開けようとするがびくともしない]
あれ?なんで…?
[ドアを叩く。向こうからもドアノブを回しているようだが、どうしても開かない]
[器を出て、ドアのところに貼り付く]
さぁ、愚かな人間。
俺と同じ恐怖を味わうがいいぞ
[高笑いするでもなく、哀れむ様子もなく、ただ、淡々と告げた]
その手の感覚があるわけなかろう?
[試しに紅の脇をこちょこちょする]
…な?
[人間たちの焦りを思うと申し訳ないような和やかな一瞬だった]
可愛い…?
[愕然とした顔で紅を見る。その顔はすこし赤くなっていた]
な、ななな、何を言うか。
[ドアを押さえる力はそのままだが、
明らかに動揺している]
実験…って…お前な…
[顔が近づいてビクッとなるが、息を吹いてこられて]
だから感覚はないと言うておろう?
そんなことより、近い近い
[周りで皆が見ている。変に思われないか冷や汗ものだった]
いいいいい厭というよりな、
ま、周りの目がだな…
か、かか、勘違いさせるとだな…
[人間の時の感覚が戻ってきそうで焦り、
しどろもどろになっている。
顔は真っ赤になっていた]
へ?…は、はは…そ、そうだな…
勘違いしていたのは…こちらだったか…
[苦笑いになり、フイッと目を逸らした]
反応がなくて…悪かったな。
[目を伏せた]
キタネ…
キタネ…
クス… クス… クス…
[耳に飛び込む声に歯の根が合わず、ガチガチと音を立てる。
人体模型の目から目を離すこともできない。]
た、たしかにこういう事する人間はいたがっ
[真っ赤になって騒ぐ]
俺はこういうことはしたことないんだよっ
[ヤケになっているようだ]
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