情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
しかし、出て行くのを見届けるだけでいいのか、あんたら。
ここを出た所で其処の旅人が
何処かの宿に身を移せば――
『ナッキ』とやらを減らせる事にはならんだろうさ。
[トゥーリッキを立ち去らせる事に対しては、
賛同も否定もせぬが、口は挟んだ。]
それに、水の精なんだろう?
冷えで死ぬもんかねえ。
[>>208イェンニの言を聞きながら。
それは単に降らせるつもりが無かったのだと言いたいが、
それこそ自殺願望の提示以外の何者でもない。
降らせた理由?
――雪が、見たくなったからだ。
それ以上でも、それ以下でもない。
夏至に被せたのは、夏日に降る雪も乙だろうという程度の。
日照り具合にもウンザリしていた所だった。
身を焼かれるわけでもない火を焚かれて撃退されたり
動けなくなる事は有り得ない。
この地で生を受けた精霊ではないのだから。
異国で生まれた精霊としてのミハイルにとっては、
この国の迷信を背負った聖火はただの、焚火。]
[老いて醜くなる前に、永遠の若さを瑞瑞しさを。
永久に祭が彼女達の間で続くのならば、
それはとても、幸せなことに違いない。
祭を楽しみにしていたドロテアは、もう落胆せず済む。]
…お前は旅人じゃない男が気になるのか?
[>>214クレストの視線の先を追い、首を傾げて。
その瞳の移す先には、正論を携えた学者>>213。
両耳を隠しているサイドの金糸が咳き込む事で揺れる度、
似た髪色を持つ、身体の弱かった7歳の弟を思い浮かべる。
背を撫でてやろうかと思い立つが、
また良からぬ勘違いを招きそうなので手は出さずに。]
罪のある首だけを落とせと、役所で言われてるんだがな。
[>>218愉しげな学者の声には、肩を竦めさせるも、
呪念を孕んだ腹を煮やしながらも顔に出さない
狸よりは、彼の態度は幾分可愛いものか。
実際に首を落とした事もあるサーベルを撫でる。]
其処の旅人には罪があると、断定できるか?
その手記とやらは伝聞でしか聞いたこたぁねえな。
[>>223学者のゆったりとした口ぶりに耳を傾けながら。
実際にそう。目も向けていない。
相棒が思念で教えてくれたので、目を通すまでも無い。
気になるのは、ドロテアの声が聞けるとかいうマティアス。
誰に誘われたかまで打ち明けるようであれば、
能力者の懸念のある盲の男を、即刻『取り込む』べきで。]
…悪霊だのなんだのはよう分からんが、
昔、似たような騒動に遭った事がある。
そん時に、異能を持った連中が存在した。
『占い師』だとか、『霊能者』だとか…
『守護者』だとか。
占い師は、異形かそうでないかを識る者、
霊能者は、魂の色を見分ける者。
守護者は、誰か一人を死から護る者。
この中に居るかどうかまではわからねえけどな
[マティアスを『取り込む』決心が現段階でつかないのは、
守護者が居た場合に阻まれる可能性が高い事。
守護者が自らの力を知覚せず、
只の気狂いの盲とでも思ってくれていれば良いが、
さて、―――どうなのだろう。
ミハイルが難を逃れた騒動の内には守護者は存在したが、
今回、それが居るか否かも経験則では測れぬ事であり。
実際は此処に存在しないという事実も、識れず。]
同じ存在を殺すのは、
仕方がねぇ事かもしんねえなあ。
俺とあんたはどっちが長生きかね?
元は人間だったが、その頃は随分殺したなあ。
[彼女の独り言も脳へと浸透し、懐かしむような言葉を。]
臆、そうなんじゃねえかな。
霊能者は――探す対象が複数いねえと役立たんなあ。
何人居るかってのは、手記にあったのか?
[>>233手記に目通ししたらしいニルスを見て。
もしくは、イェンニ>>232は解るだろうかと視線を向け。
ここに『いる』という表現には、手記だけでなく、
己の与えたヒントと警告を上手に取り上げている事を理解し、
目を細めさせるも、そうだとまでは教えずに。]
トゥーリッキが異能者なら――或いはって所だな。
それに、心当たりの節は聞いておいた方がいいだろ?
俺らは身内目で元から住んでる奴を見ちまうし。
トゥーリッキの見解を聞いておきたいと思わねえか?
[默した場に対し呆れだか面倒だと捉えていそうな事は、
吐かれた息で、見当もつけれたが。
異能者は早急に排除すべきだと理解している男には、
彼らが能力持ちか否かのアタリをつける為の時間が必要だった。]
[>>238イルマの返答には、そうかと相槌を打つ。
手記にその辺りが言及されていたかは不明だったが
其処まではドロテアも把握してなかったという事か。]
遭ったのは悪霊がどうのじゃねーからな。
俺の住んでたとこにはUbiitcaってゲームがある。
それに模した事が実際に起こって巻き込まれた。
[調べもすれば、歴史として文献でも探れるだろう。
今から100年も昔の事象だと気付ける者は居たか。
突っ込まれれば危険な足がかりを見せたのは、
醜い内ゲバを見ているのも、哀れに思えたから。]
殺人者にウィンクされると死ぬってね。
そういう芸当が出来る異端者が居て、
そいつを探さなきゃ全員おっちぬって話だ。
呪術の類…なんだろうなあ。
んで、そいつを探す為の占い師が居たんだ。
霊能者も、守護者も居たよ。
[>>240緊張と困惑を滲ませる旅人を見遣り。
酒が無ければ口が乾くし、言葉も断える。
ミハイルは残っていた最後の酒瓶から酒をグラスへ注ぎ。
酔っても手元は狂わせない程には、
長い年月を戦火に置きすぎてしまった。]
だが、あんたがヒトなら。
あんた以外の誰かが『ナッキ』なのは違いない。
…此処に居る誰もが、そう言うだろうけど。
[どうやらトゥーリッキは異能者では無い様子。
それはそれで情報は増えないが、
可能性を潰してゆけば、おのずと位置も見えてくるか。]
……ああ、じゃあ聞き方を変えようか。
あんたを今日殺さないとするなら、
代わりに誰が死ねば良いと思う?
[生きる為には、どうしたら良いのか。
迷宮に足を踏み入れた旅の男に、再度問いかけて。]
へぇ、聞いたことあんのか。
[>>242流石は学者といった所、博識だ。
蝶だけ追いかけて野原を駆け巡る子供では無いらしい。
一人一人の顔を窺いみるように視線を張り巡らす学者――
その推測はどちらも有り得る事象ではあった。]
成り済ますのは、あるな。
異能者を騙っていりゃあ、疑いの難から逃れられる。
……今の所、霊能者っぽい振る舞いをしてんのは
マティアスではあるが、演技かどうかは測れねえなあ
死人の聲を聞けるのは、
殺した悪霊でも出来るかも知れねえし
まして魂の色を識る事は、悪霊なら調べずとも解るだろ
[暗に信じ切れる事は何一つないと、無情に彼らに告げる。]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了